1980年3月 長崎
40年前の春、島原-長崎-福江を旅行した時に撮ったものです。
・ 長崎市 1980.03
国際宇宙ステーション(ISS)から宇宙飛行士が撮った写真がflickrで公開されいています。
日々の活動の中で撮った写真で面白いものが多いです。
下の画像は5月2日にCrew Dragon1号機が地球に帰還する際の大気圏突入時の写真です。
・The SpaceX Crew Dragon Resilience reenters Earth's atmosphere/NASA Johnson
この写真の細かい撮影データが合わせて公開されています。
Nikon D5、58mm、f1.2、1/50で撮影されています。シャッタースピードが速いと思ったら、ISO40000と極めて高感度です。
キャノン マーケティング ジャパンのFacebookに写真フィルム感度を表す「ASA」と「ISO」の説明が掲載されていました。
かなり以前に「ASA」(アーサー)から「ISO」に変わりましたが、両方とも数値は変わらなかったので、変わったんだと思ったくらいで気にせず使っていました。(フィルムではASA100とISO100は同じ感度)
フィルムではASA100が標準ですが、僕はもっぱら高感度のASA400のコダック・トライXを使っていました。高感度になるほど粒子が荒くなり、その粒状感が好きでした。
デジタルカメラになり余り粒状感など意識しなくなりました。
それと、記事によるとデジタルカメラの場合、ISOが低すぎても画質が悪くなる場合があるんですね。初めて知りました。
・ Nikon FE(左)とD610
【写真用語蘊蓄 ISO感度】
本来は、国際標準化機構(ISO)で策定された写真フィルムの規格です。
フィルムがどの程度弱い光まで記録できるかを示していました。
その昔は、ASA感度と言っている時代もありましたね。
ASAは、アメリカ標準規格(American Standards Association)のことです。
ドイツ規格協会(Deutsches Institut für Normung)のDIN感度もありましたね。
デジタルカメラのISO感度は、厳密には上記とは別に定義されています。
大きな違いは、フィルムの場合、感度を低くするほど画質は向上するが
デジタルの場合、低すぎても画質が悪化する場合があります。
デジカメでのISO感度は、センサーで受けた光をどれだけ増幅するかの目安と考えると良いかもしれません。
2021.01.26/キャノン マーケティング ジャパン
オリンパスが映像事業を新会社として分社化し、日本産業パートナーズ(JIP)が管理・運営するファンドに譲渡するそうです。オリンパスと日本産業パートナーズがアナウンスしています。
ただ、「映像事業の分社化及びJIPへの譲渡後も、新会社が構造改革後の研究開発・製造体制を維持し、引き続き高品質かつ信頼性の高い製品を提供し続けます。」とあるから、カメラやレンズのオリンパスの伝統は残るようです。
オリンパスのカメラは、CAMEDIA C-5060しか使ったことがないけれど、マニュアルによる操作ができて使いやすいカメラです。
また、フィルム時代の小型の一眼レフOM-1やズイコーレンズは一時代を築きました。
・ オリンパス CAMEDIA C-5060
ミノルタがコニカとペンタックスがリコーに吸収され、オリンパスも譲渡と老舗カメラメーカーの再編が進みます。
確かに、iPhoneで十分美しい写真が撮れるから、コンパクトデジタルカメラの必要性が薄れたものね。
映像事業の譲渡に関する意向確認書の締結について PDF
本日、オリンパス株式会社(以下「オリンパス」)と日本産業パートナーズ株式会社(以下「JIP」)は、オリンパスの映像事業を新会社として分社化し、オリンパスから JIP が管理・運営その他関与するファンドに対して譲渡すること(以下「本取引」)に関する意向確認書を締結いたしましたので、お知らせいたします。
今後、両社は、デュー・ディリジェンスおよび更なる協議を経て、2020 年9月 30 日までに本取引に関して法的拘束力を有する正式契約(以下「最終契約」)を締結することを目指します。なお、本取引に関し今後新たに開示すべき事項が発生した場合には、速やかにお知らせいたします。
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2.本取引完了後の映像事業
本取引は、グローバルの映像事業を対象にしており、映像事業の分社化及びJIPへの譲渡後も、
新会社が構造改革後の研究開発・製造体制を維持し、引き続き高品質かつ信頼性の高い製品を提供し続けます。また、オリンパス製品のカスタマーサポートを継続いたします。
2020.06.24/ オリンパス株式会社、 日本産業パートナーズ株式会社
恵比寿ガーデンプレイスの東京都写真美術館で開催されている「写真の時間」を見てきました。
・ 写真の時間のチケット、パンフレット、作品リスト/東京都写真美術館
僕はこの美術館の存在を学生時代の後輩の紹介で初めて知りました。写真や映像専用の美術館があるなんて、さすが東京都ですね。
「写真の時間」はロバート・キャパや土田ヒロミ、東松照明、森山大道などモノクロームを中心とした作品の展示です。
最も印象に残ったのが、それも作品そのものの表現ではなくて申し訳ないですが、米田知子の著名人の眼鏡をとおして見た著作を撮ったものです。
たとえば「フロイトの眼鏡-ユングのテキストを見る」とか「マーラーの眼鏡-交響曲(未完成)第10番の楽譜を見る」とか。
面白い着眼点だと思ってみていると「安部公房の眼鏡-『箱男』の原稿を見る」があります。安部公房ってけして達筆とはいえないけれど原稿用紙のマス目にきちっと収まった読みやすい字を書くなあと思ったりして。
その横に「谷崎潤一郎の眼鏡-松子夫人への手紙を見る」の原稿用紙のマス目を無視した流れるような達筆だけど僕にはにわかに読み取れない文字を見て、理系と文系の人間の文字の違いなのかなあと、全く根拠のないことを思ったりして...
こんな見方をするなんて邪道なんだろうな ^^;
今日のNHK・チコちゃんに叱られる!の「雷がジグザグに落ちるのは?」の中で、雷の落ちる様子を撮影するためにNHKの研究所が開発したハイスピードカメラが出てきました。
そのカメラに使われていたのが、30年以上前に製造された35mmフィルムカメラ用のNIKKOR 105mm f 1:2.5です。
・ NIKKOR 105mm f 1:2.5
このレンズを僕は持っているので、NHKが開発したハイスピードカメラにも使われていたんだと少し驚きました。
基本的な性能がしっかりしているので、古いレンズでも最新の機器に使えるんですね。
昨年秋に黒白フィルムの販売を終了した富士フイルムが、この秋に再開するそうです。富士フイルムがプレスリリースしていました。
販売を再開するのは、35mmとブローニーサイズのISO100の黒白フィルムで、名称は「ネオパン100 ACROSII」です。懐かしいネオパンが復活します。
復活の理由は、古くからのフィルムカメラを使用していた世代に加えて、SNS世代の若年層の要望もあったとのこと。フィルムになじみのない若年層がフィルム独特の風合いを好むとは少し意外です。
ネオパンが発売されたら使わなくなったNikon FEを復活させようかな。試しに動かしてみたらとりあえずシャッターは切れるし、露出計も作動します (^^;
・ Nikon FとネオパンF
現像タンクもまだどこかにしまってあるので探してみよう。停止液は酢で代用できるとして、現像液や定着液はまだ販売しているのだろうか?
引き伸ばし機は使い物にならないと思うので、フィルムからはスキャナーでデジタル化することになるのかな。
デジタルの時代には考えられないほど、1枚の写真にするのに手間と時間がかかります。
関連エントリー:富士フイルムが黒白フィルム及び黒白印画紙の販売を終了 2018.04.11
黒白フィルムの販売を今秋より再開 ― 世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現で超高画質を実現 黒白フィルム「ネオパン100 ACROS(アクロス)II」新開発
富士フイルム株式会社(社長:助野 健児)は、世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現で超高画質を 実現し、幅広い分野の撮影に適した、黒白フィルム「ネオパン100 ACROSII(以下、「アクロスII」)」を新たに 開発しました。2019年秋に、35mmサイズ、ブローニーサイズの2種類を発売する予定です。
当社は、黒白フィルムの需要の減少と、生産に欠かせない原材料が入手困難になったため、黒白フィルムの販売を昨秋に終了いたしました。しかし、フィルム愛好家をはじめフィルム独特の風合いによる写真を好むSNS世代の若年層の方を中心に、当社の黒白フィルムの販売継続を望む声が多く寄せられたことを受け、あらゆる角度から販売再開に向けた検討を進めてきました。入手困難になった原材料の代替品の研究や新たな原材料に合わせた製造プロセスの抜本的な見直しにより、このたび、黒白フィルム「アクロスII」の開発に成功しました。
今回開発した「ネオパン100 ACROSII」は、感度ISO100の超高画質な黒白フィルムとして、世界最高水準の粒状性と立体的な階調再現、優れたシャープネスを備えており、風景・山岳写真、ポートレート、製品写真、建築写真から、長露光撮影の天体・夜景写真など幅広い分野の撮影に適しています。
【「ネオパン100 ACROSII」の特長】
当社独自の「Super Fine-Σ粒子技術」(*1)を採用することにより、感度ISO100の黒白フィルムとして世界最高水準の粒状性を実現。
当社従来品「ネオパン100 ACROS」に比べハイライト部の階調をメリハリのある設計とし、立体的な階調再現が可能。
世界最高水準のシャープネスにより、被写体の輪郭を強調した描写が可能。
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*1 写真フィルムに含まれるハロゲン化銀粒子のサイズと、その組成を精密にコントロールすることで、感度と優れた粒状性を両立させ、プリントの高画質化に寄与する技術。
記
1. 製品名 ネオパン100 ACROSII(35mmサイズ・ブローニーサイズ)
2. 発売時期 2019年秋(予定)
2019.06.10/富士フイルム株式会社
太陽はとてつもなく明るいので、撮影には太陽撮影用のNDフィールターが必要になります。
僕が使っているのはマルミの太陽撮影用NDフィルターで、10万分の1に減光します。
このフィルターをCanon EOS Kiss Xとタムロン 28-200mmズーム使って撮っています。Kiss XはAPS-Cサイズなので35mmレンズの1.6倍になるので、望遠側で320mm相当になります。
ただ、ファイダーを覗いて太陽を撮っていいものかと不安を感じていました。
NDフィルターにより光量は10万分の1になりますが、赤外線や紫外線などが完全に減光されるわけではなく、眼に影響がないかという不安です。
メーカーも直接、ファインダーを覗かずライブビュー機能を利用し液晶画面を使って撮影するよう注意がされています。
でも、残念ながらKss Xにはライブビュー機能はありません (^^;
そこで、ライブビュー機能のあるNikon D610で太陽を撮ることを思いつきました。
ただ、D610用の望遠レンズを持っていないので、フィルムカメラ用のNikkor 200mm f4を使ってみることにしました。
さらに、フルサイズのD610で200mmでは倍率が足りないため、ほとんど使っていなかった2倍のテレプラスをボディとレンズの間に挟み400mmとしました。
まあ、こんな乱暴な組み合わせで画質は相当落ちると思いますが、太陽の撮影ということでよしとします (^^;
・ Nikon D610 + Kenko *2 TELEPLUS MC7 + Nikkor 200m f4 + Kenko 変換アダプター 52mm→77mm + マルミ 太陽撮影用NDフィルター
・ Nikon D610 ライブビューで見た太陽
そして、下の画像が撮ったものです。黒点は見えませんでした。
・ 太陽
関連エントリー
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