カテゴリー「地震・火山」の23件の記事

2023.05.22

最近、全国のあちらこちらで比較的大きな地震が起きます

今日の夕方、久し振りに揺れを感じました。新島・神津島近海を震源とするマグニチュード5.3、最大震度5弱の地震で、静岡では震度1でした。

この辺りは伊豆・小笠原海溝に起因する火山帯で地震や噴火が起こりやすい地域です。

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資料:気象庁 ※ 画像をクリックすると別ウインドウの拡大表示します。

それにしても最近比較的揺れの大きな地震が全国のあちらこちらで起きています。

下の図は、気象庁の震度データベースで今年に入ってから5月20日までの震度4以上の地震を表したものです。

能登半島の地震は別ですが、日本海溝、相模トラフ、南海トラフ付近で起きていて、4枚のプレートで構成された日本列島の宿命みたいなものです。

能登半島の地震の地殻流体説もプレートが関与しているという話だし。

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資料:気象庁 ※ 画像をクリックすると別ウインドウの拡大表示します。

関連エントリー:能登地方の地震の原因は地殻流体によって誘発 2023.05.09

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2023.05.11

2023年5月11日の千葉県南部の最大震度5強の地震の震源はフィリピン海プレート内部

今日の早朝の千葉県南部の最大震度5強の地震は、静岡は震度1でまったく気がつきませんでした。

気象庁の発表見よると地震の震源は、フィリピン海プレートの内部だそうです。

関東地方は、北米プレートにフィリピン海プレートが潜り込み、さらにその下に太平洋プレートが潜り込むという3枚のプレートが関わっていると奇異な構造をしています。

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・ 令和5年5月11日04時16分頃の千葉県南部の地震について 2023.05.11/気象庁火山部から引用 PDF 2.12MB
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2023.05.09

能登地方の地震の原因は地殻流体によって誘発

能登半島の先端で地震が頻発しています。

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・ 石川県能登地方の地震活動の最大震度別地震回数表 令和2年12月1日00時~令和5年5月9日16時、震度1以上/気象庁から引用 PDF 141KB
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この地域では、火山はないし海洋プレートの沈み込みからも遠い、活断層は半島の北に能登半島沖起震断層・狼煙沖活動セグメントがありますがそこからも離れている。ということで不思議に思っていたところ、地下深くに潜り込んだ海側のプレートと陸側のプレートの境界に発生した水が上昇した流体が原因はないかという京都大学防災研究所の説を書きました。

東京工業大学でもこの群発地震の原因が地殻流体によって誘発されるのではという考えを掲載していました。

参照:地殻流体によって誘発された能登半島の群発地震 2022.11.04/東京工業大学 PDF 1.24MB

関連エントリー:地震の原因に「流体」が関与? 2022.07.04

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2023.04.11

カムチャッカ半島 シベルチ火山噴火のひまわり画像

カムチャッカ半島のシベルチ火山で10日22時過ぎに大規模な噴火がありました。

噴火の様子が気象衛星 ひまわりの衛星画像に写っています。

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・ 気象衛星ひまわりの衛星画像 2023.04.10 23:00/気象庁


カムチャッカ半島 シベルチ火山の噴火 2023.4.10(ひまわり衛星画像/気象庁)

引用文 令和5年4月10日22時10分頃のシベルチ火山(ロシア)の大規模噴火について(第2報)
火山の噴火の概要
噴火発生日時 4月10日22時10分頃(日本時間)
火山名 シベルチ火山
噴煙高度 約52,000フィート(約16,000メートル)
2023.04.11/気象庁

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2023.03.05

今日は津波避難訓練の日でした

今朝、iPhoneに大津波警報に関わる緊急速報が流れましたが、よくよく見ると訓練でした。

東日本大震災の3月11日に近く津波避難訓練が行われたんですね。

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ところで、改めて静岡市の防災情報マップで調べてみると、避難対象地区は旧静岡市では東名高速道路の南側が中心なんですね。

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2023.02.25

防災セミナー「地震と富士山噴火」に行ってきました

清水テルサ主催の防災セミナー「地震と富士山噴火」に行ってきました。

講師は、東海大学や静岡県立大学の客員教授、長尾年恭さんです。

南海トラフ沿いの巨大地震や富士山噴火に興味があって、面白い話が聞けると思い行きました。

冒頭で発生直後のトルコ南部大地震のメカニズムの話がありました。

講演の内容は、日本で起こった巨大地震や富士山噴火の科学的側面ばかりではなく、社会に与える影響、防災、地震や火山噴火の予知と盛りだくさんで、それぞれより深く知るためのインデックスになってよかったです。

そして興味を持ったことを、このブログで少しずつ書きたいと思います。

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2023.01.21

掛川層群だろうか?

菊川市の横地氏城館跡の駐車場の斜面に砂と礫の相互に繰り返す露頭がありました。

これは、この地域が海だった頃に堆積し、その後隆起した掛川層群の地層だろうか?

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2022.11.14

今日の17時過ぎの地震は「異常震域」地震だった

17時過ぎに職場の館内放送で震度4を伝える緊急地震速報が流れました。しかし、揺れは感じませんでした。

この11月14日17時09分頃の地震の震源は三重県南東沖、深さ350km、M6.1でした。しかし最大震度4を記録したのは茨城県つくばみらい市、福島県双葉町や浪江町で、関東や東北で揺れ、震源に近い三重県や愛知県では揺れていません。

震源から離れたところが揺れる「異常震域」の地震です。

異常震域の地震は、深い位置で起きるため揺れが海側のプレートを伝わっていったのでしょう。

このような地震は時々起きますが、緊急地震速報などの予測が難しそうです。

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関連エントリー
10月21日17時37分頃の東海道南方沖の地震も「異常震域」だった 2021.10.21
震源から離れた広い範囲で揺れが観測される現象を「異常震域」というんですね 2021.09.29

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2022.07.04

地震の原因に「流体」が関与?

6月19日のM5.4の地震をはじめ能登半島の先端 珠洲市で地震が頻発していました。ここはここ何年も地震が起きている場所です。火山はないし海洋プレートの沈み込みからも遠い、活断層は半島の北に能登半島沖起震断層・狼煙沖活動セグメントがありますがそこからも離れている。

いったい地震の原因は何なんだろうと思っていました。

NHKの記事に原因を「流体」とする説が掲載されていました。

震源に何らかの「流体」が流れ込み、岩盤が滑ったのではないかと。

さらに、この「流体」は地中数百キロにある陸側のプレートと海側のプレートの境界から分離した水が、上昇したものではないかという、京都大学防災研究所の西村准教授の考えが載っていました。

地震の原因のひとつに「流体」という考えがあることをはじめて知りました。

また、陸側のプレートはユーラシアプレートと思われますが、海側のプレートは太平洋プレートだろうかフィリピン海プレートだろうか。

それにしても海洋プレートが能登半島の地震に影響するかも知れないなんて、思いもよりませんでした。

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・ 石川県能登地方の地震活動について 2022.6.27/気象庁から画像引用
※ 画像をクリックすると別ウインドウに拡大表示します。

関連エントリー:活断層データベースでは直近の地震も表示されるんですね 2021.09.16

引用文能登地方の地震 地殻変動との関連指摘 「流体」の関与も
石川県の能登地方では、2020年12月ごろから地震活動が活発になっています。
関連が指摘されているのが、同じ時期から観測されている地殻変動です。
メカニズムについては専門家の間で議論が続いていますが、「流体」の関与を指摘する専門家は、地震活動が少なくとも数か月や半年間続く可能性があると指摘しています。
珠洲市周辺 局地的に約4センチ隆起
珠洲市周辺では2020年12月ごろからこれまでに4センチほど地面の隆起が観測されています。
能登半島の地殻変動の分析を続けている京都大学防災研究所の西村卓也准教授によりますと、これほどの隆起は、活火山がある地域で地下のマグマ活動によって引き起こされる可能性はあるものの、能登半島のように活火山のない地域で観測されるのは珍しいということです。
地下十数キロの深さに“何らかの流体”流れ込んだか
西村准教授は、地殻変動の量などから、地下十数キロほどの深さに“何らかの流体”が流れ込んだと分析しています。
流体によって、周辺の岩盤がずらされたり、流体がいわば「潤滑油」になって岩盤が滑りやすくなったりすることで、地震活動が活発化した可能性があるということです。
「流体」はどこから来た?
西村准教授は、詳しくはわからないとしたうえで、太平洋側から能登半島の地下数百キロの深くに沈み込んだプレートから、長い時間をかけて分離した水が上昇した可能性もあるとしています。
2022.06.20/NHK

参考:石川県能登地方の地震活動について 2022.6.27/気象庁 PDF 682KB

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2022.05.28

ベズィミアニィ火山噴火のひまわり衛星画像

カムチャッカ半島 ベズィミアニィ火山の17時10分の頃噴火の様子が、気象衛星ひまわりの赤外線画像で確認できます。

噴煙が東南東の方向に長く流れています。

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ベズィミアニィ火山(ロシア)の大規模噴火 2022.05.28 17:10

令和4年5月28日17時10分頃のベズィミアニィ火山(ロシア)の大規模噴火について(第2報)
火山の噴火の概要
噴火発生日時 5月28日17時10分頃(日本時間)
火山名 ベズィミアニィ火山
噴煙高度 約50,000フィート(約15,000メートル
2022.05.28/気象庁

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