カテゴリー「地震・火山」の39件の記事

2024.03.19

硫黄島翁浜沖の新島は消滅した?

昨年、噴火で出現した硫黄島扇浜沖の新島が、少し前から浸食が進み幅約25m、高さ約10mに縮小しました。

さらに会場保安庁が3月16日に撮影した写真や動画を見ると、島は水没し海面から白い噴煙が昇っている様子が見えます。

西之島のように島まで成長するのは難しいことなんですね。

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・ 硫黄島翁浜沖 024/3/16 15:51 海上保安庁 撮影


硫黄島翁浜沖の噴火の状況 2024/3/16 海上保安庁 撮影

関連エントリー
硫黄島沖に新島出現 2023.11.13
硫黄島の新島が縮小 2024.02.16

参照:海域火山データベース 硫黄島/海上保安庁海洋情報部

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2024.03.03

千葉県東方沖を中心に頻発している地震とプレート境界面のゆっくりすべりの関係は?

2月29日頃から千葉県東方沖を中心にマグニチュード2~5の地震が頻発しています。

また、国土地理院はこの時期に房総半島の電子基準点観測データに、通常と異なる地殻変動が検出されているとアナウンスしています。

また国土地理院は、変動の原因を房総半島沖のフィリピン海プレートと北米プレートの境界面で発生している「ゆっくりすべり(スロースリップ)現象」によるものと推定しています。

房総半島沖のゆっくりすべり現象は、1996年、2002年、2007年、2011年、2014年、2018年にも観測されており、今回もその一連の流れでしょうか?

房総半島沖は、北米プレートの下にフィリピン海プレートが、さらにその下に太平洋プレートが沈み込むという複雑な地形のところです。

今回、頻発している地震とゆっくりすべり現象は関係しているのだろうか?

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引用文令和6年(2024年)2月 房総半島の非定常地殻変動
房総半島沖でプレート境界面のゆっくりすべり現象を検出
概要
房総半島の電子基準点観測データに、2024年2月26日頃から、通常とは異なる地殻変動(非定常地殻変動)が検出されています。これまでに検出された非定常地殻変動は大きいところで約1cmです。
この変動は、房総半島沖のフィリピン海プレートと陸側のプレートの境界面で発生している「ゆっくりすべり(スロースリップ)現象」によるものと推定されます。
2月28日までのデータを用いた非定常地殻変動からプレート境界面上のすべりを計算したところ、房総半島沖で最大約2cmのすべりが推定されました。
房総半島沖では、1996年5月、2002年10月、2007年8月、2011年10月、2014年1月、2018年6月の6回、同じような場所でゆっくりすべりが発生したことが、電子基準点の観測データで確認されています。発生間隔は、それぞれ77か月、58か月、50か月、27か月、53か月で、今回は68か月でした。過去6回のゆっくりすべりでは、房総半島を中心とした領域で非定常地殻変動が約10日間観測されました。
なお、この非定常地殻変動は現在も継続しているとみられます。このため、今回得られた解析結果はあくまでも暫定的なものであり、今後のデータの蓄積、精査により、情報が更新される可能性があります。
国土地理院では、引き続き、この非定常地殻変動を注意深く監視していくこととしています。
2024.03.01/国土地理院

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2024.02.16

硫黄島の新島が縮小

昨年、噴火で出現した硫黄島沖の新島が、浸食が進み幅約25m、高さ約10mに縮小したと、海上保安庁のXがアナウンスしています。

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・ 海上保安庁のXから画像引用

海上保安庁が撮影した2023年11月10日と’24年2月13日の写真を比べると、島というより岩礁になってしまったことがよくわります。

西之島のように島には成長せず、海底に沈んでしまうのだろうか?

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2024/2/13 16:20 翁浜沖の新島/海上保安庁 撮影

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2023/11/10 13:06 翁浜沖の新島/海上保安庁 撮影

関連エントリー:硫黄島沖に新島出現 2023.11.13

参照:海域火山データベース 硫黄島/海上保安庁海洋情報部

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2024.01.23

令和6年能登半島地震での耐震性

1月1日の令和6年能登半島地震の被害が時間を追うごとにわかってきました。

テレビニュースでは、木造家屋が全壊した様子が度々映され、その被害の大きさに驚きます。

NHKニュースで、京都大学生存圏研究所 中川貴文准教授のシミレーションから「震度6強だった珠洲市や輪島市では、強度が現在の耐震基準より20%から60%しかない建物が次々と倒壊」し「珠洲市や輪島市でも現在の基準を最低限満たしている建物は倒壊は免れ」たことを報じていました。

もちろん、耐震性は地盤の影響を受けるので建築基準や耐震等級だけでは、建物の耐震性はいえないのかもしれません。ただ、現在の耐震機銃を満たしていれば震度6強の地震にあっても建物の倒壊による圧死は逃れる可能性が大きいこともあると思います。

木造建物の耐震基準は数回改正されていてよくわからないので調べてみました。

旧耐震基準は、1950年に制定され震度5程度までの地震で修復可能で倒壊なしという基準です。

その後、1964年の新潟地震(M7.5 最大震度5)、1968年の十勝沖地(M7.9 最大震度5)の被害を受けて1981年に新耐震基準が設定されました。

新耐震基準は、震度6強~7の大規模地震で倒壊がなく、震度5強程度までの中規模地震で軽度なひび割れ程度の被害という基準です。

さらに、1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災 M7.3 最大震度7)の巨大地震の後、地盤を考慮した基礎設計や建物の基礎部分と柱の接合部に取り付ける金具、耐力壁と呼ばれる壁の配置などが定められた2000年基準が設定されました。

このような経過を経て現行の耐震基準となっています。今回の能登半島地震でもこの基準が効果を発揮しているということでしょうか。

下の表に耐震基準の変遷と震度6強の地震を拾い出してみましたが、2000年以降毎年のように大きな揺れの地震が発生していることがわかります。

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引用文珠洲市や輪島市では耐震基準満たした建物は倒壊免れる揺れ
能登半島地震が木造の建物に与えた影響について専門家がシミュレーションを行ったところ、石川県の珠洲市や輪島市では耐震基準を満たした建物が倒壊を免れる揺れだったことがわかりました。専門家は「耐震化されていない古い住宅に被害が集中した可能性があり、対策を急ぐ必要がある」と指摘しています。
地震の揺れによる建物への影響に詳しい京都大学生存圏研究所の中川貴文准教授は、今回の能登半島地震で観測された地震動をもとに、耐震性能の異なる木造住宅がどの程度被害を受けたかシミュレーションを行いました。
その結果、最大震度7の揺れを観測した石川県志賀町では、どの耐震性能の建物も倒壊しませんでした。
これに対して震度6強だった珠洲市や輪島市では、強度が現在の耐震基準より20%から60%しかない建物が次々と倒壊しました。
その理由について中川准教授は、珠洲市や輪島市では木造住宅に被害が発生しやすい周期の揺れが観測されたためとしています。
一方、珠洲市や輪島市でも現在の基準を最低限満たしている建物は倒壊は免れ、中川准教授は耐震補強がされていなかった古い木造住宅に被害が集中した可能性があるとしています。
2024.01.22/NHK

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2024.01.15

令和6年度能登半島地震による隆起の状況を表す国土地理院の航空写真

1月1日のマグニチュード7.6の令和6年能登半島地震では、国土交通省の資料によると最大約4mの隆起があり、過去の主な地震に比べ大きな隆起を観測したとしています。

逆断層型の地震で大きな隆起をすると、すごいエネルギーです。

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・ 令和6年能登半島地震及び過去地震で観測された地殻変動の比較 2024.01.19/国土地理院
※ 画像をクリックすると別ウインドウに拡大表示します。

国土地理院は、今回の地震戦後の航空写真を公開していて、海岸線が隆起し港が陸地になっていることがわかります。

■ 珠洲市真浦町付近(1月2日と2010年4月撮影)

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・ 2024年1月2日撮影

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・ 2010年4月撮影

■ 皆月湾付近(1月11日と2010年5月撮影)

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・ 2024年1月11日撮影

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・ 2010年5月撮影

■ 珠洲市長橋町付近(1月2日と2010年4月撮影)

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・ 2024年1月2日

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・ 2010年4月

※ 画像は被災前後の比較(空中写真) 2024.01.12/国土地理院から引用

参照
・ 被災前後の比較(空中写真) 2024.01.12/国土地理院
・ 令和6年能登半島地震及び過去地震で観測された地殻変動の比較 2024.01.19/国土地理院 PDF 580KB

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2024.01.11

NHKが能登半島地震で地上波が見られない状況をBSで対応

1月1日に発生した令和6年能登半島地震の被害がわかり始め、その大きさは驚くばかりです。その影響で奥能登地域で地上波テレビの受信ができない場所があるそうです。

その対応として、NHKは昨年12月1日にBS1に統合された旧 BSP・103 チャンネルを使って、総合テレビの金沢放送局の地域向けニュースや全国ニュースなどを放送し、能登半島地震の最新情報を伝えているといいます。

また、12日からは、総合テレビのほぼすべての番組をもBS3チャンネルで視聴できるようにするそうです。

災害時は正確な情報が重要になりますが、このように手段をいくつか持つことが必要だね。

究極は乾電池1本で動くラジオだと思います。

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・ NHK BS3での放送

関連エントリー:今日からNHK BS1とBSPが統合されたんですね 2023.12.01

引用文能登半島地震に伴う臨時対応を拡充し総合テレビのほぼすべての番組を衛星放送で視聴できるようにします(BSの3 チャンネル=旧 BSP・103 チャンネルを活用)
能登半島地震の被災地域(特に被害の大きい奥能登地域)で、インフラの寸断などから地上波の放送が見られない状況が発生したことを受けて、BSの3チャンネル(=旧 BSP・BS103チャンネル)を活用して、1月9日(火)から随時、総合テレビの金沢放送局の地域向けニュースや全国ニュースなどを放送し、能登半島地震の最新情報をお伝えしています。
被災地の方々からのニュース以外の番組も視聴したいという声にお応えし、より多くの情報をお届けするため、12日(金)からは、総合テレビのほぼすべての番組※もBSの3チャンネルで視聴できるようにします。
地上波が見られない地域では、BSの3チャンネルで総合テレビのニュースや災害情報、番組をご確認ください。
● 開始日時 1月12日(金) 午前4時から
● 実施内容 BSの3チャンネルで総合テレビ(石川県域放送・全国放送)を放送
● 放送内容
金沢放送局の地域向けニュースや全国ニュースなどを含めた総合テレビのほぼすべての番組※
2024.01.11/NHK PDF 250 KB

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2024.01.06

静岡県の食料品の備蓄は1週間以上必要

「東京都備蓄ナビ」によれば、3日の備蓄が必要とされたけれど、南海トラフ巨大地震のような場合、被害が西日本の太平洋側の広範囲にわたり支援に相当の時間がかかることが想定されます。

静岡県防災センターでは、「飲料水、食料品とも1週間分以上の備蓄」を呼びかけています。

必ずくるといわれている南海トラフ巨大地震に備えてローリングストックによる備蓄をしなければ。

食料品の備蓄
「減災」のための事前防災の必要性
これまでも飲料水や食料品の備蓄を呼びかけてきましたが、南海トラフ巨大地震のような大規模災害では、被害が超広域にわたり、国や自治体の支援に時間がかかることが予想されます。
そのため、家庭で自活するために、飲料水、食料品とも1週間分以上の備蓄をお願いします。
1週間の目安(1人)
飲料水/1日3L×7日=21L
食料品/1日3食×7日=21食
カセットコンロとカセットボンベがあれば、活用可能な食材の種類が広がります。あたたかい食事を摂るためにも備蓄しておくと良いでしょう。ボンベ1本で1.5Lのお湯が10回沸かせます。
ローリングストック(回転備蓄)
日常使う食材や非常用の食料品を消費しながら備蓄していく方法です。賞味期限が古いものから先に使えるように収納を工夫すると上手に循環できます。家のスペースを有効活用して備蓄していきましょう。
食料品の一例
レトルト食品、缶詰、インスタントラーメン、パスタ、乾物、根菜類(常温保存できるもの)、フリーズドライ食品、調味料など。
これらの食材でどんな献立ができるか考えてみましょう。
缶詰、乾物などの食材は、定期的に消費する習慣をつけましょう。
消費したら買い足し、常に新しいもの確保しましょう。
普段から食べ比べて、お気に入りの味を見つけましょう。
食べなれていないもの、おいしくない食事はストレスになります。非常時だからこそ、普段から食べなれているものが気持を安定させ、困難を乗り切る力となります。
2023.01.11/静岡県防災センター

関連エントリー:災害時の備蓄量がわかる「東京都備蓄ナビ」 2024.01.05

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2024.01.05

災害時の備蓄量がわかる「東京都備蓄ナビ」

地震災害などの災害に備えた備蓄の必要量が「東京都 備蓄ナビ」を使うと計算できます。

備蓄ナビに住んでいる人数、性別、世代、戸建て・集合住宅、ペットの有無を入力すると種類・品目別の備蓄量がわかります。

試しに我が家に近い下の条件で備蓄量を出してみました。

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計算すると備蓄の目安は3日分で、食品等16品目、衛生用品10品目、生活用品24品目、女性用品2品目、計52品目で、それぞれの必要量を考えると膨大な量になります。

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ただ、南海トラフを震源とする巨大地震が起きれば、震源によっては関東・東海・四国・九州の太平洋側は大打撃を受け、静岡県に支援が届くのは3日では足りず、相当の日数を要するかもしれません。

静岡県は、家庭内備蓄は7日以上必要といっているもの。

ところで、東京都備蓄ナビではそれぞれの品目について「Yahoo! JAPAN ショッピング」「Rakuten」「amazon」のリンクが貼ってあって購入が可能になっています。

参照:東京都 備蓄ナビ/東京都

関連エントリー:静岡県の食料品の備蓄は1週間以上必要 2024.01.06

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2024.01.03

令和6年能登半島地震は流体が誘発

1月1日 16:10 石川県能登地方で、マグニチュード7.6(暫定値)、最大震度7(石川県志賀町)の「令和6年能登半島地震」が発生しました。その後も震度5強を含む余震が続いています。

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・ 「令和6年能登半島地震」について(第3報) 2024.01.01/気象庁から引用
※ 画像をクリックすると別ウインドウに拡大表示します。

能登地方は数年前から地震が起きており、その原因が「流体」によるものといわれています。

さらに能登半島の北側にある活断層の活動を誘発したようです。

短期間で終息して欲しいものです。

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・活断層データベース/産業技術総合研究所から画像引用

参照
・ 「令和6年能登半島地震」について(第3報) 2024.01.01/気象庁 PDF 1.7MB
・ 「令和6年能登半島地震」について(第8報)~令和6年1月3日10時54分頃の石川県能登地方の地震について~ 2024.01.03/気象庁 PDF 1.4MB
活断層データベース/産業技術総合研究所

関連エントリー:能登地方の地震の原因は地殻流体によって誘発 2023.05.09

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2023.11.29

硫黄島沖新島の海上保安庁が2023年11月23日に撮影した赤外線カメラの動画

海上保安庁の海域火山データベースに11月23日に撮影した硫黄島沖の噴火をする新島の情報が掲載されています。

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・ 2023/11/23 16:47 翁浜沖の新島/海上保安庁 撮影

写真とともに動画も掲載されていて、赤外線カメラの映像は激しく噴石を噴き上げる様子が写っています。


硫黄島 翁浜沖の新島(赤外カメラ)海上保安庁 2023.11.23 撮影 出典:海上保安庁

参照:海域火山データベース 硫黄島/海上保安庁海洋情報部

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