カテゴリー「船舶」の11件の記事

2023.01.13

静岡県道223号清水港土肥線

静岡県道223号清水港土肥線は、清水港と土肥港30.2kmを結ぶ駿河湾フェリーの航路です。

県道223号千頭停車場寸又峡線が1994年4月廃止され未使用だったものを、’13年4月に駿河湾フェリー海上区間を認定したものです。

県道ナンバーの「223」は、2009年に静岡県が条例で2月23日(ふじさん)を「富士山の日」に指定したことに因んでいます。まあ、たまたま番号が空いていたということですか。

フェリーは、清水港日の出埠頭-土肥港間を駿河湾を横断し75分で結びます。静岡から西伊豆方面に行く場合は、陸路で行くより時間は短いと思います。

駿河湾は最深部2445mの深い湾で、フェリーからは条件が良ければ3776mの日本の最高峰 富士山、2位で3193mの南アルプス 北岳、3位で 3190mの南アルプス 間ノ岳が望めます。

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・ Googleマップに加筆

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2022.10.14

砕氷艦「しらせ」を清水港に見に行ってきました 2022 -2

2018年に寄港したときは、ブリッジをはじめとした船内が見学できましたが、今回は新型コロナウイルス感染症の対策で船内には入れませんでした。

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・ 左舷後方から清水湾を望む。晴れていれば奥に富士山が見える。

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・ 後方の格納庫

格納庫内には、63次行動(2021〜'22年)においてブリザードによってちぎれた自衛隊艦旗が展示されていました。

左は昭和基地近くのふじケルンに63日間掲げられていた旗です。右は昭和基地接岸中に2日間ブリザードの見舞われた後の旗です。

すさまじい環境ですね。

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・ 船尾から見える船は清水-土肥を結ぶ駿河湾フェリー「富士」

,関連エントリー
砕氷艦「しらせ」を清水港に見に行ってきました 2022 - 1 2022.09.17
砕氷艦「しらせ」が清水港に寄港したので見に行ってきました 2018.08.25

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2022.09.17

砕氷艦「しらせ」を清水港に見に行ってきました 2022 -1

砕氷艦2代目「しらせ」が清水港に寄港し、17日18日に一般公開されたので日の出ふ頭に見に行ってきました。

4年前に寄港したときは、艦橋をはじめ船内を見ることができましたが、今回は新型コロナウイルス感染症対策のため甲板のみの効果です。

折しも台風第14号が九州に接近していましたが、湾内の波は静かで雲の多い蒸し暑かったです。それでも見学者が多く人気がありますね。

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・ 砕氷艦しらせ AGB5003 2022.9.17 清水港日の出ふ頭

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関連エントリー
砕氷艦「しらせ」を清水港に見に行ってきました 2022 -2 2022.10.14
砕氷艦「しらせ」が清水港に寄港したので見に行ってきました 2018.08.25

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2022.01.24

春から江尻-折戸間の通学専用船が運行されるようです

清水湾をはさんで三保半島にある東海大学(折戸)とJR清水駅(江尻)を結ぶ通学専用船が、この春から運用されると静岡新聞が報じていました。

清水湾には江尻や三保、日の出などを結ぶ水上バスがありますが、通学専用とはいえ新たな航路が加わりますね。

そういえば、1984年に廃止された清水駅と三保駅を結ぶ、朝 清水→三保、夕 三保→清水の1日1往復の清水港線がありました。

関連エントリー:清水港・日の出ふ頭に水上バスで行きました 2019.12.01

東海大行き 通学専用船 清水キャンパス、春から
春からはチャーター船で大学へ-。静岡市清水区折戸の東海大清水キャンパスが、学生の通学を目的とした航路を開くための準備を進めている。地元の運航会社を通じて1月中に国に申請し、3月に許可が下りる見込み。同大は「離島などで高校生が船で通う例はあるが、大学の専用船は全国にも例がないのではないか」と話している。
JR清水駅東口の「江尻のりば」からキャンパスに近い「折戸のりば」まで、遊覧船や水上バスに使う船が約20分で結ぶ。バスだと約30分かかり、通学時間も短縮される。帰りの便はエスパルスドリームプラザなどの商業施設がある「日の出のりば」を経由する。大学近くに住む学生が買い物やアルバイトなどで下船することも想定しているという。
大学が運航を委託する「富士山清水港クルーズ」に対して一部運賃を持ち出すことで、学生は路線バスよりも割安で船通学できるようにする。利用する学生が将来的に増えれば大学側の持ち出しはなくなるとし、4年後に1日500人の乗船を想定する。当初は、授業時間に合わせ、江尻-折戸のりば間を1日4往復8便程度からスタートする。
2022.01.20/静岡新聞

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2021.05.01

大型客船 飛鳥Ⅱに新型コロナウイルス陽性者

大型クルーズ船 飛鳥Ⅱで新型コロナウイルスの陽性者1人が確認され、横浜港に寄港しクルーズは中止になったそうです。日本経済新聞が報じていました。

昨年1月にダイヤモンドプルンセスで新型コロナウイルスの感染が確認された時は、船内で感染が拡大し大騒ぎになったけれど、今回はその教訓が生きたのか、大事にはならなかったようです。

飛鳥Ⅱが2018年1月に清水港に寄港した時に撮ったのが下の写真です。大きな船ですね。

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・ 飛鳥Ⅱ2018.01.07 清水港日の出埠頭

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引用文「飛鳥Ⅱ」が横浜港到着 乗客男性がコロナ感染
乗客の60代男性が新型コロナウイルスに感染したクルーズ船「飛鳥Ⅱ」が1日、横浜港大さん橋(横浜市中区)に到着した。男性と家族の女性は船から下り、東京都内に向かった。他の乗客らに症状は確認されておらず、順次、下船した。
運航会社の「郵船クルーズ」の坂本深社長は、横浜市で報道陣の取材に応じ「ご迷惑を掛け申し訳ない」と謝罪した上で「(集団感染があった)ダイヤモンド・プリンセスの件から学んでいたため速やかに対応できた」と話した。
市や郵船クルーズによると、飛鳥Ⅱの乗客乗員は計約720人で4月29日に横浜港を出発。乗客は全員、出港の1週間前に検査キットを使用したPCR検査を受けており、陰性だった。30日午後に乗船直前に実施した検査の結果が出て、男性の陽性が判明した。男性は乗船後、喉に違和感があったという。濃厚接触者は家族の女性1人のみで、船内の検査で陰性が確認された。
船は青森県や北海道を巡って5月5日に横浜港に戻る予定で東北沖を航行していたが、感染判明を受け、クルーズは急きょ中止となった。
2021.05.01/日本経済新聞

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2019.12.13

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その2 - 研究施設としての「ちきゅう」

「ちきゅう」は海底の掘削を行うとともに、サンプリングしたコアを船内で分析する研究施設があります。

地質の状況に応じて複数の掘削刃(ビット)を使い、使用はコアバレルと呼ばれる円筒形の筒の中に収められます。

このコアを1.5mに切断し、船内の研究室で物理性や微生物、地磁気などの分析がされます。

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・ コアバレル - 円筒形の筒の中にサンプリングしたコアが入っており、1.5mに切断される

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・ 掘削刃(ビット) - 状況に応じて複数のビットを使い分けて掘削する

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・ X線CTスキャナー - 非破壊でコアの割れ目や空隙、密度構造を迅速に調べることができる

室内には、東日本大震災の原因となった太平洋プレートが北米プレート、東南海地震の原因とされるフィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込む位置のコアのレプリカが展示されていました。

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・ 東北地方太平洋沖 プレート境界断層のレプリカ 水深6,900m 海底下820m

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・ 南海トラフの断面 - 音波を使って得られた南海トラフの断面

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・ 紀伊半島南西沖・南海トラフ 堆積岩(上)と基盤岩の境界のレプリカ 水深3,500m 海底下540m

両方とも明らかに違った地質の石が隣り合っており、これがすべり(スロースリップ)はじめ巨大地震が発生すると思うと、レプリカといえゾッとします。

「ちきゅう」は、外観も面白いけれど研究内容はもっと面白い船です。

関連エントリー:地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その1 - 船としての「ちきゅう」 2019.12.09

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2019.12.09

地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その1 - 船としての「ちきゅう」

11月30日(土)12月1日(日)に清水港・日の出ふ頭で、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の 地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開があったので、日曜日に行ってきました。
「ちきゅう」は清水港を母港としているのでよく見かけますが、内部に入ったのは初めてです。
一般公開は数年に1回程度行われいます。ただ、人気があるようで事前申込制で今回は12月1日12:00~13:00の回に当選しました。

「ちきゅう」は、全長 210m、幅 38.0m、船底からの高さは130mです。「ちきゅう」の外観上の特徴になっている中央のやぐらの高さは、水面から120mあります。

海底を掘削しパイプを通し、10,000mまで地球の内部を調べることができます。

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・ 日の出ふ頭に停泊中の「ちきゅう」(船首から) 船首の大きな屋根状床はヘリコプター用デッキ

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・ 船首からは清水湾越しに富士山が望める

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・ 日の出ふ頭に停泊中の「ちきゅう」(船尾から)

やぐらから海中・海底にパイプをつなぎながら下ろします。

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・ 船底から130mのやぐら(デリック)

艦橋には乗船口から階段を5階分登ります。

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・ 艦橋から清水の街を望む

掘削のため海上の一点に止まっていなかればならないため、船はコンピュータで制御されています。

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・ 船のコントロールはコンピュータ制御

次回は「ちきゅう」内部の研究室や探査結果などの展示について書きます。

参照:地球深部探査船 ちきゅう/海洋研究開発機構

関聯エントリー:地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その2 - 研究施設としての「ちきゅう」 2019.12.13

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2019.12.01

清水港・日の出ふ頭に水上バスで行きました

11月30日(土)12月1日(日)に清水港・日の出ふ頭で、地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開があり、今日行ってきました。

いつも日の出ふ頭にクルマで行きますが、「ちきゅう」の一般公開は12:00からの時間指定で、休日の昼間、特にイベントが開催されている時は駐車場が非常に混むので、公共交通機関を使って行くことにしました。

日の出ふ頭には、JR清水駅や静鉄・新清水駅からバスか徒歩で行くのが一般的です。どうしたものかと思っていると、エスパルスドリームフェリーの水上バスがあることを思い出しました。

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水上バスは、三保羽衣ラインと主に通勤・通学に使われ日曜日は運休する塚間航路の2航路ありますが、日曜日なので三保羽衣ラインを使いました。

三保羽衣ラインは、JR清水駅東口(みなと口)河岸の市前の「江尻」→エスパルスドリームプラザ前の「日の出」→「三保」→「江尻」の一方方向で循環します。

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・ 江尻に停泊中の水上バス(エスパルスドリームフェリー)

所要時間は、9時から16時の間1時間に1~2便、江尻-日の出間が約10分、日の出-三保、三保-江尻間がそれぞれ約15分で、運賃は400円で統一されています。

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・ 水上バスから見た日の出ふ頭に停泊中の地球深部探査船「ちきゅう」

今日は天気がよく波もなく快適でした。
海上からは三保の松原、遠くには富士山が望めます。また、船では海鳥用の餌を販売しているので、覚えているのかユリカモメがすぐに寄ってきます。

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・ 海上から望む三保の松原(右)と富士山

日の出ふ頭に水上バスで行くのもいいね。

参照:エスパルスドリームフェリー

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2018.12.11

空母化される護衛艦「いずも」

政府は、ヘリコプターを搭載する護衛艦「いずも」を戦闘機F35Bの搭載を想定した改修することを防衛大綱に明記する方針と、時事通信が報じていました。

いずもは、全長248m、最大幅38mでフラットで広い甲板を持ち、先日、清水港で一般公開された時は大きいという第一印象を持ちました。垂直着陸が可能なF35Bなら大きな改修をしなくても搭載可能なのかしれません。

専守防衛の日本で、戦闘機を搭載した実質空母はどのような運用をされるのだろう?

そういえば、映画「ダイハード 4.0」のクライマックスで、主人公 マクレーンが運転する大型トレーラーと当時運用が開始されていないF35との対決シーンがあります。縦横無尽に飛行するF35は、映画とはいえ迫力がありました。
最後は生身のマクレーンが撃墜するのですが (^^;

護衛艦「いずも」 2018.08.05 清水港日の出埠頭
・ 護衛艦「いずも」 2018.08.05 清水港日の出埠頭

 いずも格納庫エレベーターから艦橋を望む
・ いずも 格納庫エレベーターから艦橋を望む

いずも 甲板
・ いずも 甲板

関連エントリー:清水港に護衛艦いずもを見に行ってきました 2018.08.06

引用文防衛大綱、「空母」導入を明記=骨子案、与党が大筋了承―防衛相「艦載機常備せず」 政府は11日、新たな防衛大綱の骨子案を与党に提示した。骨子案には海上自衛隊の現有艦艇を事実上の航空母艦(空母)として運用可能とするよう必要な措置を取ると明記した。与党は、常に「空母」として運用するわけではないと文書で確認することを条件に大筋で了承した。岩屋毅防衛相は、戦闘機を常時艦載させないため、政府の従来見解で保有を禁じた「攻撃型空母」には当たらないとの認識を示した。
与党の会合で、政府は2019~23年度の中期防衛力整備計画(中期防)の骨子案も提示、了承された。政府は新大綱と中期防を18日にも閣議決定する。
防衛大綱骨子案は、海空領域での能力強化の一環として「必要な場合に現有の艦艇からのSTOVL(短距離離陸・垂直着陸)機の運用を可能とするよう、必要な措置(を取る)」と記した。海上自衛隊最大の「いずも」型護衛艦を改修し、米最新鋭ステルス戦闘機F35Bを搭載することを念頭に置いたものだ。
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政府見解では、「攻撃型空母」の保有は憲法上の専守防衛の範囲から逸脱するとされる。岩屋氏は11日の記者会見で「攻撃型空母は攻撃に要する航空機を常時載せた形で運用される」と説明。「他に母基地がある航空機を時々の任務に応じて搭載するのは、決して攻撃型空母に当たらない」と強調した。
与党の会合でも、政府側はこうした説明を行った。運用用途の制限や「空母」に常時搭載する戦闘機部隊を設けないことなどを明記した確認文書の作成を前提に、過去3回の会合で難色を示した公明党も折り合った。
2018/12/11/時事通信

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2018.08.25

砕氷艦「しらせ」が清水港に寄港したので見に行ってきました

砕氷艦「しらせ AGB5003」が清水港に寄港し見学会が行われるというので見に行ってきました。

しらせは海上自衛隊が所有する砕氷艦で初代しらせを引き継ぎ、2009年から運用されています。
清水港に寄港するのは初代しらせ以来、18年振りだそうです。

しらせの全長は138mで、今月初めに清水港に寄港した248mの護衛艦「いずも」に比べれば小ぶりですが存在感があります。

僕にとっては、子どもの頃に活躍した2代目の南極観測船「ふじ」のオレンジの船体を彷彿させます。
南極観測船は、宗谷→ふじ→初代しらせ→現しらせと世代交代が行われていますが、オレンジの船体は引き継がれています。

砕氷艦「しらせ AGB5003」/海上自衛隊
・ 砕氷艦「しらせ AGB5003」/海上自衛隊 2018.08.25 清水港日の出埠頭

砕氷艦「しらせ AGB5003」/海上自衛隊

砕氷艦「しらせ AGB5003」/海上自衛隊

船内は艦橋をはじめ、廊下からですが食堂や寝室などの居住エリアも見ることができました。いずもの時は甲板や格納庫しか見られなかったから、艦によってセキュリティのレベルが違うのでしょう。

砕氷艦「しらせ」 艦橋から前方を望む
・ 砕氷艦「しらせ」 艦橋から前方を望む

艦橋にはしらせが最大に傾斜した時のパネルがありました。
左53°、右41°。暴風圏を抜け昭和基地に向かっている時の記録だそうです。
前日まで台風第20号の影響で海が荒れていて寄港するのかなと思っていたけれど、ちょっとそっとの嵐ならへっちゃらなんだ。さすが南極観測船です。

砕氷艦「しらせ」最大傾斜記録

砕氷艦「しらせ」格納庫
・ 砕氷艦「しらせ」格納庫

砕氷艦「しらせ」飛行甲板
・ 砕氷艦「しらせ」飛行甲板

清水港は、大型客船や自衛艦などが寄港することが多くなって楽しめます。

・ 関連エントリー:清水港に護衛艦いずもを見に行ってきました 2018.08.06

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