カテゴリー「書籍・雑誌」の304件の記事

2025.01.21

南海トラフ地震の真実/小沢慧一

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先日、地震調査研究推進本部から南海トラフ地震の30年発生確率値(2025.1.1時点)が、80%程度と発表がありました。

それで、思い出したのが中日新聞社(東京新聞)の記者 小沢慧一さんのルポルタージュ「南海トラフ地震の真実」です。

この本では、地震調査研究本部が発表する南海トラフ地震の発生確率は、同本部が発表する他の海溝型地震と算出方法が違い、言わば水増しされたものだということが書かれています。

本部が発表する「長期評価による地震発生確率値」は、活断層で発生する地震と海溝型地震(プレート境界型)で発表され毎年更新されています。

海溝型地震は、千島海溝(超巨大地震、十勝沖、根室沖)、日本海溝(超巨大地震、青森県東方沖及び岩手県沖北部、宮城県陸寄りの地震)、相模トラフ、日本海東縁部(北海道北西方沖、同西方沖、同南西沖)、南海トラフ、日本海東縁部(青森県西方沖、山形県沖、新潟県北部沖)で確率を算出しています。

この算出には、過去の地震の発生間隔を平均して割り出す「単純平均モデル」が使われていますが、南海トラフ地震だけは「時間予測モデル」という別の計算式が使われています。

そして、南海トラフ地震の30年確率は、時間予測モデルで70~80%(2013年)、他の海溝型地震と同じ単純平均モデルで20%と大きな差が出るというものです。

本部の地震調査委員会では、南海トラフ地震にのみ期間予測モデルを使うことに地震学者からは科学的でないとの意見があったようです。一方、行政・防災の担当者からは確立を大幅に引き下げた場合、行政が進める地震対策や危機意識に影響が出るという意見が出され、議論の結果、時間予測モデルが採用されることになりました。

この本では、議論の経過や時間予測モデルのデータのとり方に対する問題点などが詳細な取材により書かれています。

さて、南海トラフ地震の震源域の東のはずれに住む僕はどう受け止めたらいいのだろう?

結局、確率が0%でない限り明日地震が起きてもおかしくないので、日々の防災対策を怠るなということですね。

参照:時間予測モデル/」地震調査研究推進本部

関連エントリー:南海トラフ地震の30年発生確率が70~80%から80%程度に引き上げられたけれど 2025.01.20

本南海トラフ地震の真実
小沢慧一(Ozawa Keiichi)
東京新聞(中日新聞東京本社) /2023

書籍の紹介一覧 B0168

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2024.12.09

「清水エスパルス365」- 清水エスパルス 2024 J2優勝・J1昇格記念ムック

清水エスパルスのJ2優勝・J1昇格を記念して、サンエムムックから「エル・ゴラッソ総集編2024 清水エスパルス365」が発売されました。

リーグ戦、天皇杯、YBCルヴァン杯の全試合のマッチレポートが掲載されています。

2016年にJ1昇格(J2 2位)を決めた時は、エスパルス後援会が昇格記念の冊「ORENGR TRAK 2016」を発行しましたが、それに比べて今回はサイズが大きく写真や文章も多く充実しています。

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・ 志水エスパルス365(2024)(下)と」「ORENGR TRAK 2016」(2016)(上)

両冊子とも表紙にメンバーの集合写真が掲載されています。両方に載っているのは北川航也だけです。

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2024.07.22

西之島の成長過程がよくわかる海上保安庁のデータベース

今、ブルーバックスの新刊 前野 深さんの「島はどうしてできるのか」を読んでいます。

まだ、読み始めたばかりだけど冒頭は、成長を続ける西之島の話です。

海底火山の噴火により1973年に新島が出現し、2013年から噴火活動が活発になり旧島を吸収し現在に至っています。

海上保安庁の海域火山データベースでは、5海域、34火山の火山のデータが公開されており、その中に西之島も含まれています。

西之島のデータベースの写真を見ると拡大していく西之島新島の成長の様子がよくわかります。

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・ 西之島新島の出現(奥が旧島) 1973年9月14日 画像:海上保安庁

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・ 西之島新島と旧島(左が旧島) 2013年11月21日 画像:海上保安庁

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・ 西之島新島が旧島と吸収し拡大 2023年12月15日 画像:海上保安庁

 

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・ 西之島新島・旧島地形図(2013年11月-’14年1月) 画像:海上保安庁
※ 画像をクリックすると別ウインドウに拡大表示します。

また、YouTubeの国土地理院の動画チャンネルでは、西之島の成長過程の動画が掲載されています。


【国土地理院】だいち2号が捉えた西之島の成長/国土地理院動画チャンネル

参照:海域火山データベース 西之島/海上保安庁

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2024.07.02

静岡市役所青葉通り側のちびまる子ちゃんのマンホール

静岡市役所の青葉通り側の静岡市下水道 100 周年記念したちびまる子ちゃんのマンホール蓋です。

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・ 静岡市役所 青葉通り側 静岡市葵区

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股旅姿のまる子と友蔵が描かれ、図柄は静岡市歴史博物館 駿府城公園内堀側のものと同じですが、富士山の色が静岡市役所はオレンジ、歴史博物館は水色と違っています。

関連エントリー:静岡市歴史博物館内堀側のちびまるこちゃんのマンホール 2024.05.22

デザインマンホール蓋一覧

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2024.05.22

静岡市歴史博物館内堀側のちびまるこちゃんのマンホール

静岡市の下水道事業100周年記念事業「デザインマンホール蓋」として、現在、市内9箇所にちびまる子ちゃんのマンホールが設置されています。

写真は静岡市歴史博物館の駿府城公園内堀側に設置されたマンホールです。

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・ ちびまる子ちゃんのマンホール - 静岡市歴史博物館

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・ 静岡市歴史博物館 駿府城公園内堀側

股旅姿のまる子と友蔵が描かれています。

デザインマンホール蓋一覧

参照:静岡市下水道カラーマンホール蓋一覧・マップ/静岡市

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2024.04.16

米国で13年ゼミと17年ゼミが221年ぶりに同時に発生する

アメリカの東部・南部で13年や17年の周期で発生する周期ゼミ(素数ゼミ)が、今年同時に発生するとロイターが報じていました。

前回同時発生したのが、1803年で13と17の最小公倍数は221なので221年後の今年になります。

そもそも、13年や17年という昆虫としては長い一生を送るのか?何故、それが13年や17年という素数なのか。そのことを考察した吉村 仁さんの「素数ゼミの謎」です。

もう20年以上も前に読んだ本ですが、セミの過酷な環境の中で生き残っていったのか、それに素数がどのように敢為しているのか、面白い本でした。

関連エントリー:素数ゼミの謎/吉村 仁 2005.09.07

引用文セミの恐怖!?米国で221年ぶりの大発生へ 数十億~数千億匹の大合唱!2種類の周期ゼミのタイミング重なる
今年、米国でセミが大発生すると専門家らが予想し、話題になっている。13年の周期で地上に出現する「13年ゼミ」と、17年周期の「17年ゼミ」のタイミングがぴったりと重なることが原因。この現象が最後に記録されたのは1803年で、実に221年ぶりの大量発生となる。2種類のセミが見られるイリノイ州では、少なくとも数十億匹のセミによる“大合唱”が起こる可能性が高い。
2024.02.07/ロイター

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2024.04.02

城北公園の枝垂桜は散り始め

城北公園の枝垂桜は散り始めています。

枝垂桜の前に俵万智さんの句碑があることに気が付きました。

「水仙の うつむき加減やさしくて ふるさとふいに 想う一月」/俵万智

そういえば俵さん、中学・高校と福井県に在住していたんだ。

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・ 関連Blogはこちらへ。

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2024.03.04

「2024 清水エスパルスオフィシャルイヤーブック」が届きました

今日、清水エスパルスの「2024 OFFICIAL YEARBOOK」が届きました。

相手のハイプレスに苦しみながら、なんとか開幕2連勝。幸先の良いスタートを切ったエスパルスです。

長いシースンになりますが、今年こそJ1昇格です。

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・ 「2024 清水エスパルスオフィシャルイヤーブック」の表紙から引用

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2023.10.26

「エスパルスオフィシャルマガジン」が廃刊

2021年3月からデジタル化された「S-PULSE NEWS」が、来年の1月号をもって廃刊になるそうです。

情報は他の媒体でも得られるので問題はないけれど、少し淋しいです。

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・ 紙媒体で提供された最後のS-PULSE NEWS 2021年2月号

関連エントリー:「S-PULSE NEWS」も電子化ですか 2021.01.14

引用文エスパルスオフィシャルマガジン 「(デジタル版)S-PULSE NEWS」 に関しての重要なお知らせ
クラブ発足時から長きにわたり、皆様にご愛顧を賜りました「(デジタル版)S-PULSE NEWS」につきまして、2024年1月号を最終号として廃刊させていただくことになりましたのでお知らせいたします。
「(デジタル版)S-PULSE NEWS」にてお楽しみいただいておりました、選手やスタッフにスポットを当てたコーナー・OBによるコラムなどの人気コンテンツにつきましては、エスパルス公式サイト有料コンテンツ(現プレミアム会員コンテンツ)にて引き続きご提供させていただきます。
「(デジタル版) S-PULSE NEWS」は廃刊となりますが、エスパルス後援会員の皆様は2024シーズンよりエスパルス公式アプリ有料コンテンツが、レギュラー・法人会員の皆さまへの会員特典として付帯させていただくこととなりましたので、ぜひこの機会にエスパルス公式アプリ有料コンテンツもお楽しみいただけますと幸いです。
2023.10.26/清水エスパルス

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2023.10.13

2022年のデータが追加された「富士山観測の記録」

富士市が毎年度発行している「富士山観測の記録」に2022年のデータが追加されました。

この資料は、富士市役所8階から毎日8時、12時、16時に目視又は定点カメラで観測したものです。

観測項目は、富士山が「全体が見えた」「一部が見えた」「まったく見えない」で、1991年から続いておりこれだけの期間のデータが蓄積されています。

記録はアナログだけど、積み重なると貴重なものです。

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参照:富士山観測の記録/富士市

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