デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン/ジョン・コルトレーン
なんだか「イン・ア・センチメンタル・ムード」を聴きたくなって、引っ張り出してきたアルバムです。
「デューク・エリントン&ジョン・コルトレーン」は、当時、すでに確固たる地位を確立していた巨匠エリントンと新たなスタイルを確立しつつあったコルトレーンの共演した貴重なアルバムとして評価が高い作品です。
まあ、それはさて置き、僕はエリントンのピアノが聴けるという意味で、同時期に発表されたエリントン・トリオの「マネー・ジャングル」とともに好きな作品です。
「イン・ア・センチメンタル・ムード」を初めこの作品のコルトレーンのテナー・サキソフォンは、優しく少しだけゆらいだバラードを奏でます。
そして、エリントンのピアノの響きは、朴訥ではあるけれど力強い優しさを感じます。
僕が言うまでもなく、エリントンは数多くのロマンティックな作品を残した屈指のメロディ・メーカーです。
そして彼自身のピアノで表現されるそれら作品は、少し荒削りで、そこにとても魅力を感じます。
かっこいいよな。こんなセンチメンタルな曲をこんなタッチで表現できるなんて。
DUKE ELLINGTON & JOHN COLTRANE
John Coltrane(ts) Duke Ellington(p) Jommy Garrison(b) Elvin Jones(ds) Sam Woodyard(ds) Arron Bell(b)
John Coltrane/inpulse/1962
1.In a Sentimental Mood
2.Take the Coltrane
3.Big Nick
4.Stevie
5.My Little Brown Book
6.Angelica
7.Feeling of Jazz
・ LP・CDの紹介一覧 M0066
| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)