「ちきゅう」がレアアース泥採鉱システム接続試験のため南鳥島EEZ海域へ出航
JAMSTEC(海洋研究開発機構)の地球深部探査船「ちきゅう」が1月11日に清水港興津ふ頭を南鳥島EEZ海域へ向けて出航しました。
今回の航海は、南鳥島沖のEEZ海域の水深約6000mの海底あるレアアース泥を採鉱するための試験で、揚泥管や機器等をつなげながらおろし、採鉱機を海底に貫入させる一連の作動を検証することが目的だそうです。
海底6000mまでパイプをつなげながら到達することだけでも大変なことだと思います。
でも、将来的にレアアースを海外にたよらず経済的なレベルで調達できるようになればとても大きなことです。

・ 日の出ふ頭に停泊中の「ちきゅう」(船首から) 船首の大きな屋根状床はヘリコプター用デッキ(2019.11.30撮影)
関連エントリー:地球深部探査船「ちきゅう」の一般公開に行きました その1 - 船としての「ちきゅう」 2019.12.09
南鳥島EEZ海域でのレアアース泥採鉱システム接続試験の実施について
1. 発表概要
内閣府・戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の14課題の一つである「海洋安全保障プラットフォームの構築」(プログラムディレクター 石井正一、以下「SIP海洋」)では、海底鉱物資源として注目されるレアアース泥(ハイテク製品に欠かせないレアアースを高濃度に含む堆積物)の探査、採鉱、製錬等の実証に取り組んでいる。
日本の最東端に位置する南鳥島周辺の排他的経済水域(EEZ)の海底下にはレアアース元素の含有量が特に高いレアアース泥が存在している(図1)。今般、SIP海洋では、令和8年1月11日から2月14日の予定で南鳥島EEZ海域においてレアアース泥採鉱システム接続試験を実施する。
今回の試験は、採鉱システムの接続試験が目的であるが、我が国における国産レアアースの産業化に向けた最初の取組となるもので、水深約6,000mの海底におけるこのような試験は世界でも初めての試みである。
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3. 実施内容
令和8年1月11日から2月14日に実施する試験は、「ちきゅう」を用いて南鳥島沖のEEZ海域における水深約6,000mの海底に向けて、レアアース泥を採鉱する揚泥管や機器等を接続しながら降下させ、採鉱機を海底に貫入させる一連の作動を検証することを目的に行う。採鉱作業中の海洋環境モニタリングでは、海底に「江戸っ子1号COEDO」、環境DNA自動採取装置、ハイドロフォンを設置して採鉱作業中の海洋環境を観測するとともに、洋上では生物光合成反応を利用した汚染監視システムなどの観測装置の性能試験も実施する。
今回の試験は、これまで蓄積してきた技術開発と運用ノウハウを基に、令和9年2月の本格的な採鉱試験に向けての最初の取り組みであり、本試験により得られた成果は世界が注目し、我が国のレアアースサプライチェーンの構築においても、確かな一歩を刻むものとなる。
4. 予定
令和8年1月11日(日) 出港(清水港@静岡県静岡市)
令和8年2月14日(土) 帰港(同上)
2025.12.23/内閣府戦略的イノベーション創造プログラムSIP、国立研究開発法人海洋研究開発機構
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