日本とドイツ、オランダ、イギリスのカロリーベース食料自給率の推移 - 食料自給率2024年度 3
先日のエントリーで、日本の食料は米国、オーストラリア、カナダに大きく依存していることを書きました。
そこで、逆に食料自給率が低かった国がどのように推移したかを調べました。
「令和6年度食料自給率について/農林水産省」に「諸外国・地域の食料自給率(カロリーベース)の推移(1961~2024年)(試算等)」が掲載されています。
そこには15の国・地域の推移が載っていて、1961年からの自給率が掲載されているのはアメリカ、カナダ、ドイツ、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、スウェーデン、イギリス、スイス、日本の11ヶ国です。
うち1961年に日本のカロリーベースの自給率78%より低かったのは、ドイツ67%、オランダ67%、イギリス42%の3ヶ国でした。
その後の日本を含めた4ヶ国の推移を示したものが下のグラフです。

2022年は、ドイツ67→79%、イギリス42→59%に上がる一方、オランダ67→55%、日本78→38%に下がっています。
ただ、日本が最近は下げ止まったとはいえ徐々に減少しているのに対し、ドイツ101%(1999年)、オランダ88%(1986年)、イギリス79%(1996年)のピークがあります。
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参照:令和6年度食料自給率について 2010.10.10/農林水産省 PDF 1.4MB
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