富士山の標高が3775.51mから5cm高い3775.56mに
国土地理院が、昨年夏に富士山に設置している電子基準点と三角点の測量作業を行ったそうです。国土地理院がプレスリリースしています。
その結果、富士山の標高が3775.51mから5cm高い3775.56mになったそうです。
ただ、一般的な標高はm単位で表されるため、馴染の深い3376mに変わりはありません。
これが1m単位で変わったら3376mが定着しているので、結構な話題になるんだろう。
衛星測位を基盤とする三角点「富士山」の新しい標高~基準点の標高成果の改定に向けた取組~
国土地理院は、全国の基準点の標高成果について、令和7年4月1日に改定します。今回、その改定に向けた準備の一環として、富士山において測量作業を実施し、その結果、富士山の三角点の標高成果が現在より5cm高い値となります。
国土地理院では、国土地理院が管理する電子基準点、三角点、水準点等の基準点の標高成果について、令和7年4月1日に衛星測位を基盤とする最新の値に改定します。これにより、長年の地殻変動で累積した標高成果のズレを解消するとともに、衛星測位を使用することで水準測量による標高取得よりも迅速に標高の取得等が可能になります。
令和6年7月25日に、標高成果の改定に向けた準備の一環として富士山に設置している電子基準点と三角点の測量作業を実施しました。測量作業では、電子基準点と三角点の高低差を水準測量で測定し、衛星測位を基盤とする電子基準点の最新の標高成果を基に、三角点の新しい標高成果を算出しました。三角点の新しい標高成果は、現在の標高成果より5cm高い結果となります。
二等三角点「富士山」標高成果 3775.56m (現在の標高成果 3775.51m)
※新しい標高成果は、まだ測量には使用できません。
なお、富士山の最高地点は、今回測量した三角点より高いところにありますが、標高は「3776m」のままで変更はありません。また、二等三角点「富士山」以外の基準点の標高成果は、令和7年4月1日に公開を予定しており、令和7年3月初旬には標高体系の移行に関する詳細をお知らせいたします。
2024.12.24/国土地理院
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