お達者年齢!
静岡県は「お達者年齢」を公表しています。
「お達者年齢」とは聞きなれない言葉ですが、「0歳の人が、あと何年、自立(要介護2未満)でいられるかの平均。」とのことです。要介護2未満ということは、要介護1(介護にかかる時間:25分以上32分未満)以下でいられる年齢のことでしょう。
「お達者年齢」と似たような言葉に「健康寿命」があります。
「健康寿命」は厚生労働省の資料によると、「日常生活に制限があること」を不健康と定義し、3年ごとに実施される「国民生活基礎調査(大規模調査)」で得られたデータをもとに算出することになりました。/健康寿命の定義と算出方法/厚生労働省
ですから「お達者年齢」と「健康寿命」とは算出の方法が違っています。
また、静岡県が独自に「お達者年齢」を算出し公表している経緯は、
国及び国保中央会は、令和元年以降、都道府県別「0歳からの平均自立期間」を公表している(毎年7月頃)。一方、市区町村別の値については、算出はしているが、市町にお知らせするのみで、公表はしていない。
このたび、令和4年分(直近値)及び令和3年分の市町別「平均自立期間」の値を県で独自に把握しとりまとめたので、「お達者年齢」と呼称し公表を行う。/令和4年及び令和3年市町別「お達者年齢」を公表します。/静岡県
とあります。
さて、今回公表された2022年の「お達者年齢」は、静岡県全体で男が80.1歳、女が84.3歳、静岡市は男が79.7歳(県内23位)、女が83.9歳(同28位)です。
一方、2022年の全国(都道府県別は公表されていない)の平均寿命(0歳の平均余命)は、男が81.05歳、女が87.09歳です。
「お達者年齢」にしろ「平均寿命」にしろ、あくまで平均値であるので個人に当てはめる意味は余りないでしょうが、県や国が施策や政策を作る際には意味があるのだろうな。
さらに僕が80歳までお達者でいられるかは心もとないけれど。
参照
・ 令和4年及び令和3年市町別「お達者年齢」を公表します/静岡県
・ 健康寿命の定義と算出方法/厚生労働省
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