2023年9月の新型コロナウイルスの抗体保有率は56%
第50週(2023.12.11~17)新型コロナウイルス感染症の定点医療機関当たり報告数は、全国4.15、静岡県4.05で前週、前先週より増加していますが、季節性インフルエンザに比べて少ない状況にあります。
新型コロナウイルスに感染することによってできる抗N抗体の保有率は、厚生労働省の調査によると2023年9月で55.8%です。これは、過去に新型コロナウイルスに6割弱の人が感染したことを示すものです。
一方、別の厚生労働省の調査では2023年7月~8月の抗S抗体の保有率は92.9%になっています。9割強の人が、ウイルスの感染やワクチンによって抗体ができたということですね。
この調査結果から抗体の強さはあるけれど、感染やワクチンにより9割強の人が抗体を持っているとなると、新型コロナウイルス感染症はそろそろ落ち着いてきたのでしょうか?
参考
・ 献血時の検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有割合実態調査/厚生労働省
・ 民間検査機関での検査用検体の残余血液を用いた新型コロナウイルスの抗体保有割合実態調査(概要、結果(補正値))/厚生労働省 PDF 5.8MB
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