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2023.12.07

咳がいっこうに治まりません -静岡県のインフルエンザは警報レベルに

2023.11.27のエントリーに咳や鼻水が治まらなくなってかかりつけ医を受診したら、咳止め薬が不足していることを書きました。

その後、いったんは症状がだいぶ良くなりましたが、先週の土曜日辺りから再び咳や鼻水が出て往生しています。

熱は一貫して平熱で現在、流行している季節性インフルエンザではありません。

そのインフルエンザの定点医療機関当たりの報告数(静岡県)が、第47週(11/20~11/26)に30.96人となり、警報レベルの基準値(定点当たりの患者報告数30人)を超えたため、11月30日に静岡県は警報レベルとしました。

静岡県が警報レベルとなるのは、2018/’19シースン以来5シーズンぶりで、さらに第47週での警報入りは、記録が残る2002年以降、最も早く警報入りした2009/’10シーズンと並ぶ記録だそうです。2009/’10シーズンといえば、新型インフルエンザとしてA/H1N1 pam2009が流行して問題になったシーズンでした。

関連エントリー
咳止め薬が不足しているんですね 2023.11.27
・ 2019年第2週になりインフルエンザが静岡県、静岡市とも警報レベルに 2019.01.18
・ パンデミックH1N1 2009 が感染を拡大しているけれど 2009.12.04

引用文インフルエンザの流行が警報レベルとなりました!
2023年第47週(11/20~11/26)の感染症発生動向調査で、静岡県内のインフルエンザの定点当たり患者報告数が30.96人に増加し、警報レベルの基準値(定点当たりの患者報告数30人)を超えました。今後、さらに流行が拡大するとともに長期間持続することも考えられますので、県民の皆様には、咳エチケットや換気、手洗いといった感染拡大防止対策に努めていただくとともに、ワクチン接種を検討していただくようお願いします。
23.30(10/30~11/5)⇒18.12(11/6~11/12)⇒21.98(11/13~11/19)⇒30.96(11/20~11/26)
<参考> 
インフルエンザの定点当たりの報告数とは、県内の小児科、内科併せて139の定点医療機関の1医療機関当たりの1週間の患者数です。
流行開始の目安とされている報告数は1、注意報レベルは10、警報レベルの開始は30、警報レベルの終息は10です。
県内のインフルエンザ流行状況が警報レベルとなったのは、5シーズンぶりです。(前回:2019年第2週(1/7~1/13)に警報入りし、2019年第6週(2/4~2/10)まで10以上)
インフルエンザの発生動向調査は、第36週(9/4~9/10)から新シーズンとして集計しており、第47週での警報入りは、記録が残る2002年以降、最も早い時期での警報入りと並ぶ記録です。(これまでの最も早い警報入りは、2009年第47週(11月16日~22日)で、例年は、1月中旬から2月上旬頃に警報入りすることが多いです。)
インフルエンザが原因と考えられる学級閉鎖の数は、記録が残る2012-2013シーズン以降のシーズン合計で、すでに閉鎖学級数、閉鎖学級の在籍者数、患者数、欠席者数が過去最高となっています。
2023.11.30/静岡県

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