「富士宮をつくった大地と自然の物語」を聴講しました
昨日、富士宮市役所主催の「富士宮をつくった大地と自然の物語」が、富士宮市駅前交流センターで開催されたので聴きに行ってきました。
これは、先に富士宮市から発行された「富士宮の歴史 自然環境編」を記念して行われたもので、自然環境編の取りまとめ役の小山真人静岡大学未来社会デザイン機構教授の講演です。
「富士宮の歴史 自然環境編」は、第1編 富士宮の自然環境 第1章 富士宮の大地 第2章 富士宮の気象 第3章 富士宮の植物 第4章 富士宮の動物、第2編 富士宮の自然と向き合った人々 第1章 先史~中世 第2章 近世~現代と全223ページにもなる内容が充実した書籍ですが、その中から小山教授の専門の「富士宮の大地」についての講演でした。
北米プレート、ユーラシアプレート、フィリピン海プレートの移動による静岡県東部~神奈川県西部にかけての地形の成り立ちにはじまり、富士山の噴火の活動までとても興味深く面白い話でした。
富士山周辺は、よく知っていると所ですが不思議な地形をしているところが多いです。
例えば芝川が小さな谷の様なところを流れるの対し、それと並行に流れる潤井川は比較的平坦なところを流れているとか。西富士宮駅を出た身延線は北上しますが、大きく南下しそれから再び北上し芝川駅に至るとか... その原因が講演でわかりました。
そして、何度も噴火を繰り返し大規模な山体崩壊もした富士山の今の美しい姿は、再び姿を変えることがあることも。
関連エントリ:富士宮の歴史 自然環境編/静岡県富士宮市 2023.05.14
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