2022年度のカロリーベースの食料自給率は38%
農林水産省から2022年度の食料自給表が発表になりました。
カロリーベースの食料自給率は、前年度と同じ38%、食料国産率(飼料自給率を反映しない)も前年度と同じ47%です。
一方、生産額ベースの食料自給率は、前年度より5ポイント低い58%、食料国産率(飼料自給率を反映しない)も、前年度より4ポイント低い65%です。これは、国際的な穀物価格や飼料・肥料・燃油等の生産資材価格の上昇、物流費の高騰、円安等により輸入価格が上昇したことが影響しています。
また、国内の食料供給料の潜在生産能力の指標となる食料自給力指標は、米・小麦中心の作付けは、1,720kcal/人・日、いも類中心の作付けは、2,368kcal/人・日です。
このため推定エネルギー必要量(そのときの体重を保つ(増加も減少もしない)ために適当なエネルギーの推定値)2,168kcal/人・日に対し、米・小麦中心の作付けの自給力は79%、いも類中心の作付けは109%です。
※ 画像をクリックすると別ウインドウに拡大表示します。
資料:令和4年度食料自給率・食料自給力指標について 2023.08.07/農林水産省
いも類中心の食生活に変更すれば、輸入肥料や燃料・資材のことを考えなければ、国内生産だけで食料を賄えることになりますが…
参考:令和4年度食料自給率・食料自給力指標について 2023.08.07/農林水産省
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 道交法施行令が改正され来年4月から自転車に青切符制度が導入される見込み(2025.04.26)
- 2024年10月の日本の人口は前年の比べ微減(2025.04.15)
- アナログレコードの販売が好調のようです(2025.04.10)
- 「エフエムしみず」と「シティエフエム静岡」が合併し4月1日から「エフエムしみず静岡」に(2025.03.28)
- 3月29日から静鉄電車に急行が復活(2025.03.14)
「食糧・資源・エネルギー」カテゴリの記事
- 静岡のガソリンは前回から4円下がって183円(2025.05.02)
- 原油価格の低下はトランプ関税の影響?(2025.04.22)
- 静岡のガソリンは前回から3円上がって187円(2025.04.05)
- 静岡のガソリンは前回から2円上がって184円(2025.03.15)
- 静岡のガソリンは前回から4円上がって182円(2025.02.09)
コメント