諸外国に比べ穀物自給率を低下させた日本 -2021年度食糧自給表 2
ロシアのウクライナ侵攻の影響でウクライナの穀物輸出が思うようにいかなくなり、世界的に流通量の減少が問題になっています。
食料の多くを海外に依存する日本もその影響を受けています。このようなことが起こると、必ず議論されるのが、食料は自国でまかなう食料安全保障です。
2021年度食糧自給表には、欧米諸国の穀物自給率(農林水産省試算)が、1961年から2019年まで年ごと掲載されています。
下の表は、1961年と2019年の穀物自給率を比較したものです。
フランスやアメリカなどの100%以上ある輸出国はともかくとして、日本よりも低かったイギリスは自給率を上げいます。一方、日本の自給率のダウンは著しく、それぞれの国の食料に対する考え方が垣間見えます。
これだけ世界的に自然環境も社会環境も不安定になってくると、せめて主食となる穀物の自給率は上げるべきだと思いますが、日本は喉元過ぎれば海外に依存するのが是となるんだろうな。
関連エントリー:2021年度のカロリーベースの自給率は38% -2021年度食糧自給表 1 2022.08.07
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