2023年1月からの自動車の検査標章(車検ステッカー)の貼り付け位置が見直される
大抵自動車の車検ステッカー(検査標章)は、フロントガラスの中央上部に貼ってあって、特別気にとめていませんでした。
調べてみると、この検査標章は「自動車検査業務等実施要領」で貼り付け位置が定められていました。
現在の貼り付け位置は下のとおりですが、バックミラーのあるクルマはフロントガラスの中央上部、その他のクルマはフロントガラスの運転席側から最も遠い上部と指定されています。
☆ 現在の検査標章の貼り付け位置
検査標章(ステッカー)
1. 新規検査・継続検査等において、保安基準に適合すると、自動車検査証とともに、ステッカーが交付されます。
2. ステッカーは、自動車検査証の有効期間が満了する時期を示すもので、自動車の前面ガラスの内側に前方から見やすいように貼り付けて、表示するように定められています。
・車室内後写鏡を有する自動車はその前方の前面ガラスの上部に(下図A)、その他の自動車は運転者席から最も遠い前面ガラスの上部に(下図B)貼りつけて下さい。
・前面ガラスの上部が着色され、外側よりステッカーを確認することができない場合は、確認できる位置まで下方にずらした位置に貼りつけて下さい。(下図C)
出典:自動車検査・登録ガイド 検査登録のしくみ ●しくみ5:検査に付帯する諸制度 ・検査標章(ステッカー)/国土交通省
それが、来年1月から「前面ガラスの運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置」に改正されます。ざっくり言うと、右ハンドルの場合は、フロントガラスの左上隅になるのかな。
この改正は、検査標章を運転者から見やすい位置に貼り付け、車検の受け忘れを防止するためのようです。
☆ 自動車検査業務等実施要領改正後の検査標章の貼り付け位置
検査標章の貼付位置の見直しについて(概要)
2. 改正の概要
自動車検査業務等実施要領の一部改正
道路運送車両法及び道路運送車両法施行規則により自動車の前面ガラスに表示することが規定されている検査標章について、具体的な表示位置を定めている自動車検査業務等実施要領において以下の改正を行う。
〇前面ガラスに貼り付けて表示する検査標章の表示箇所は、前方かつ運転者席から見易い位置として、前面ガラスの運転者席側上部で、車両中心から可能な限り遠い位置。
3. スケジュール(予定)
公布:令和4年8月 施行:令和5年1月
2022.06 国土交通省自動車局整備課 PDF:42KB
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