福徳岡ノ場の噴火で馬蹄型の新島が形成
13日から噴火が確認されている南硫黄島の北東約5kmにある海底火山 福徳岡ノ場で、新島の形成が確認されたと気象庁が報じています。
直径約1kmの馬蹄型の島だそうです。
気象庁の発表資料には、海上保安庁が撮った航空写真が掲載されていて、噴煙を上げる新島が写っています。また、別の写真には南硫黄島とのツーショットも載っています。
同じ小笠原海溝では西之島が旧島を飲み込み拡大を続けています。
ただ、福徳岡ノ場の噴火では過去3回、島が形成され新硫黄島と呼ばれたりもしたけれど、いずれも海食により沈んでしまいました。
今回はどうなるのでしょう?
写真: 福徳岡ノ場の火山活動解説資料 20123.09.16/気象庁地震火山部火山監視・警報センターから引用
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福徳岡ノ場の火山活動解説資料 PDF 438KB
○ 活動概況
海上保安庁が昨日(15 日)実施した上空からの観測によると、8月13 日から海底噴火が始まった福徳岡ノ場では依然として活発な噴火活動が続いており(図1、2)、直径約1km の馬蹄型の新島が確認されました。また、海面に噴火による浮遊物(軽石等)が蛇行しながら北西方向に約60km まで流れていることが確認されました(図2)。
気象衛星ひまわりの観測によると、噴煙の最大の高さは 13日09時頃から15日03時頃までの約16,000mでした。その後、噴煙の高さは低下していますが、現在も断続的に活発な噴火活動が継続していると考えられます。
2021.08.16/気象庁地震火山部火山監視・警報センター
関連エントリー:新硫黄島が再び出現するのだろうか 福徳岡ノ場が11年振りに噴火 2021.08.14
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