ベテルギウスはまだ爆発しないという研究結果
オリオン座のベテルギウスは、2020年初めに大きく減光したため超新星爆発の兆候ではないかと言われていました。
しかし、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構他の研究チームの研究結果では、ベテルギウスのコアの状態が爆発の起こる10万年以上前の状態と結論づけ、まだ超新星爆発の段階ではないと発表しています。
ベテルギウス自身の膨張と収縮を繰り返す脈動により、約185日と約400日の2つの周期で明るくなったり暗くなったりする変光を繰り返していること。さらに、2020年初めの大幅な減光は、この脈動する働きに加えて、星から放出された大量の塵がベテルギウスの減光に関係しているそうです。
それと今回の研究で地球からベテルギウスまでの距離が520光年と、これまで考えられていた距離より25%も近いことがわかりました。
超新星爆発を見られるのは、夢のまた夢ですね。
参照:ベテルギウスはまだ爆発しない -減光の原因を探り恒星の質量、サイズ、距離を改訂- 2021.02.04/東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構
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