東北地方太平洋沖地震の余震域で発生する規模の大きな地震を東北地方太平洋沖地震の余震と表現しなくなる
東北地方太平洋沖地震の余震域内で発生した震度5弱以上の地震につ いて、気象庁は今後、東北地方太平洋沖地震の余震と表現しないそうです。
その理由として、余震域での地震発生数が東北地方太平洋沖地震前の平均的な数に次第に近付き、発生した個々の地震について余震か否か明を確に判断するのが難しくなってきたこと。また、日本海溝沿いの地震活動の長期評価で想定されているような地震についても注意を向ける意図があるそうです。
確かに「余震」というと少し安心してしますところがあるものね。
・ 東北地方太平洋沖地震の余震領域 ※ 気象庁の資料から引用
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東北地方太平洋沖地震の余震域で発生する規模の大きな地震の報道発表資料での表現の変更について PDF 234KB
東北地方太平洋沖地震の発生から10年が経過したことを区切りとして、
(1) 東北地方太平洋沖地震の余震域内で発生した震度5弱以上の地震につ いて報道発表する際に、報道発表資料の表題に付けている副題「-『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震』について(第○○報)-」を付けないこととします。
(2) 上記の報道発表資料の中に書いている「※今回の地震は『平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震』の余震と考えられます。」という文章を、書かないこととします。
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(別紙)
東北地方太平洋沖地震の余震域で発生する規模の大きな地震について報道発表する際の、報道発表資料での表現を変更する理由は、以下のとおりです。
[1]余震域での地震発生数は、東北地方太平洋沖地震前の平均的な数に次第 に近付いており、発生した個々の地震について、その地震が余震か否か明 確に判断するのは難しくなってきたこと。
[2]東北地方太平洋沖地震の余震だけに注目するのではなく、地震調査研究 推進本部地震調査委員会の長期評価(平成31年2月26日:「日本海溝沿 いの地震活動の長期評価」)で想定されているような地震についても注意を払っていただきたいと考えいること。
2021.04.01/気象庁
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