米国でレコードの売り上げがCDを上回ったというけれど
米国内のレコードの売り上げが30年以上ぶりにCDを上回ったという全米レコード協会の発表をAFPが報じていました。
でも記事を読むと、レコードが復活したと単純に喜べるものではありません。
レコードが物理的な媒体の62%を占めたけれど、CDなどを含めた物理的媒体全体の売り上げは前年同期比23%減とのこと。
売り上げの85%がストリーミングによるもので、こちらは前年同月比12%の伸びだそうです。
結局、CDの落ち込みが大きくLPもCDも音楽の媒体としてはマイナーということには変わりないのでしょう。
僕はいまだにストリーミングには慣れなくて、これからもLPやCDで音楽を聴くと思うけれど...
レコードの売り上げ、CDを上回る 米業界団体報告
米国内のレコードの売り上げが30年以上ぶりにCDを上回ったことが、全米レコード協会(RIAA)が10日に公表した報告で明らかになった。
今年上半期のレコードの売上額は2億3210万ドル(約246億円)と、CDの売上額1億2990万ドル(約138億円)を大きく上回った。
レコードの売り上げは物理的な媒体全体の62%を占めたが、物理的な媒体全体の売り上げは前年同期比23%減だった。RIAAはこれについて、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、販売店が閉鎖されたためとしている。
レコード人気は、収集家やA面B面を懐かしむ流行に敏感な層によって復活していたが、今回レコードの売り上げがCDを上回ったことは、レコードにとって転機となったといえる。
だが、レコード市場はいまでもニッチなままだ。RIAAによると、今年上半期の収入の85%がストリーミングによるもので、前年同期比12%増の48億ドル(約5094億円)に上った。定額制(サブスクリプション)サービスの利用者増加が一因だという。
2020.09.11/AFP BB NEWS
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