新型コロナウイルス感染症はどのくらい怖い病気だろう?
読売新聞に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により亡くなった方の東京都の調査した結果が載っていました。
記事によると東京都の6月末までにCOVID-19による死亡が確認された325人の平均年齢は79歳、90歳代の致死率は33.9%、80歳代は30.2%、70歳代は17%、50歳代以下は0.5%とのこと。
また、基礎疾患の有無を確認できた死亡者198人のうち基礎疾患のあるものは194人(98%)です。
東京都の結果だけ見るとCOVID-19は、当初から言われていたとおり高齢者と基礎疾患を持った者には怖い病気だとわかります。
厚生労働省は発表の8月2日現在の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)陽性者36,081人、死亡者1.010人ですが、重傷者を含め死亡者の傾向を詳細に分析して、治療の重要度を検討すれば、それぞれの人や社会がどのように対応すればいいのかがわかるんじゃないかな。
80・90代感染者の3割超死亡、死者平均年齢79.3歳…都分析
東京都は31日、新型コロナウイルスに感染し、6月末までに死亡が確認された325人に関する分析結果を公表した。死者の平均年齢は79.3歳で、大半が糖尿病や高血圧、腎疾患などの基礎疾患を持っていたという。
90歳代の感染者は33.9%が死亡し、80歳代も30.2%に上った。70歳代は17%で高齢者ほどリスクが高まる実態が裏づけられた。50歳代以下の死亡率は0.5%にとどまった。基礎疾患の有無を確認できた死者198人のうち、疾患がなかった人は4人だった。
小池知事はこの日、東京版CDC(米疾病対策センター)の新設計画を公表した。インフルエンザ流行期に備えて10月以降に本格運用を始めるといい、専門家の助言を基に政策立案や医療体制の確保にあたる。
2020.08.02/読売新聞
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