今朝(2020.06.24)の千葉県東方沖地震
今朝(2020.06.25 4:47頃)、千葉県東方沖 深さ36kmでM6.1、最大震度5弱(千葉県旭市)の少し大きめの地震がありました。
関東地方は、太平洋プレートがフィリピン海プレートの潜り込み、さらにフィリピン海プレートが陸のプレートの北米プレートに潜り込むという特殊な構造をしています。
この地域は、先のゴールデンウィークにも地震があり、震源について海洋研究開発機構がレポートをしていました。
それによると、ゴールデンウィークの地震は太平洋プレートとフィリピン海プレートの境界で起きたとのこと。また、関東大震災の震源域はフィリピン海プレートと北米プレートの境界域で起きたとありました。
・ ゴールデンウィーク中に発生した千葉県北部の地震 ―複雑なプレート境界と房総沖の地震について― 2020.06.13/海洋研究開発機構 から引用
また、今朝の地震の震源については気象庁がアナウンスしています。
今朝の地震はもう少し南側、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の余震として起きたものではないかとのことです。
・ 令和2年6月25日04時47分頃の千葉県東方沖の地震について -「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第85報) 2020.06.25/気象庁 から引用
いずれにしても3つのプレートが関係している場所で複雑に影響しあっているところだから、それぞれの地震の関係性も複雑なのでしょう。
参照
・ 令和2年6月25日04時47分頃の千葉県東方沖の地震について -「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」について(第85報) 2020.06.25/気象庁 (PDF: 3.0MB)
・ ゴールデンウィーク中に発生した千葉県北部の地震 ―複雑なプレート境界と房総沖の地震について― 2020.06.13/海洋研究開発機構
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