新型コロナウイルスの武漢株は封じ込め、ヨーロッパ株は感染拡大
国立感染症研究所から2020年4月16日現在の新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)のゲノム分子疫学調査が発表されました。
調査結果によると今流行しているウイルスはヨーロッパ株で第2波だとのことです。
第1波は武漢株でクラスターをつぶすことによって収束しているとのこと。
その後、渡航自粛が始まる前までに海外から流入したヨーロッパ株が、国内の不十分な移動制限のなか伝播し感染経路が特定できないケースが増え、現在の第2波になっているとの分析です。
政府は、5月6日までの緊急事態宣言は1か月程度延長する方針とのことだから、第2波を抑え込めればいいのですが。
また、SARS-CoV-2は1ゲノム当たり1年間で25.9個所の延期の変異を推定しているそうです。
今回の報告の中で、「第3、第4の波が来ることは必然」と言っているので、新型コロナウイルスとの付き合いは長くなりそうです。
参照:新型コロナウイルスSARS-CoV-2のゲノム分子疫学調査 2020.04.27/国立感染症研究所病原体ゲノム解析研究センター
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