外出規制の緩和には集団免疫の状況の把握が必要だと思うのだけど – 新型コロナ感染症
政府や自治体は新型コロナウイルス感染症の対策として、ゴールデンウィークに向けて外出や営業の自粛の要請を強めています。
確かに人と人の接触機会を極端に少なくすれば、感染機会が減るわけで、新規の感染者は少なくなるでしょう。
でも、これはでは感染する人は減りますが、同時にウイルスに抗体を持つ人も少なくなり、自粛を緩和する時期の判断が難しくなります。
米・ニューヨーク州では、無作為に抽出した3,000人の抗体検査では13.9%が陽性であったと、時事通信が報じていました。
もっとも被害の大きいひとつの地域のニューヨーク州で自粛の緩和に向けて、この抗体検査の結果をどう判断するのか関心があります。
ワクチンや治療薬ができるまでは、集団免疫の獲得状況が新型コロナウイルス感染症の収束に向けての判断材料になると思います。
抗体検査の精度に議論があるようですが、日本でも大規模な抗体検査をやったほうがいいと思います。
NY州民、約14%が感染か 抗体検査、推定270万人
感染の実態を把握するため抗体検査が米国で大規模に実施されたのは初めて。外出規制の緩和や企業活動再開に向け重要な手掛かりとなるため、連邦政府と協力し検査の拡充を図る方針だ。
抗体検査は州内各地で19日から計約3千人を抽出して実施された。全体の13.9%が陽性だった。
2020.04.24/時事通信
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