静岡のサクラ(ソメイヨシノ)の開花日も早くなっている
気象庁の「気候変動監視レポート 2018」には、日本におけるサクラの開花日の変動が載っていて、サクラの開花日は早くなっているそうです。
レポートによると、58観測地点(静岡を含む)のサクラの1953年~2018年の開花日は10 年あたり1.0日の変化率で早くなっています。サクラの開花日が早まる傾向は、開花する前の平均気温との相関が高いことから、これら経年変化の特徴の要因の一つとして長期的な気温上昇の影響が考えられるとしています。
レポートには全国のグラフしか載っていないので、このグラフを静岡に当てはめてみると下のグラフとなり、10年あたり1.1日の変化率で早くなっています。
また、主要都市の1961年~1990年の平均値と平年値(1981~2010年)とを比較し、平年値から1990年までの平均値を引いた日数の差も掲載されています。
・ 気候変動監視レポート 2018 P.41から引用 ※ 画像をクリックすると別画面で拡大表示します。
同じように静岡について計算すると、1961年~1990年の平均値は3月28日、平年値(1981~2010年)は3月25日で、平年値から1990年までの平均値を引いた日数の差は3日とまります。
年ごとでは開花日に変動はあるけれど、トレンドでは開花時期は早まっているんですね。
レポートでは、カエデの紅(黄)時期の変動も掲載されていて、紅葉遅くなっているそうです。
参考:気候変動監視レポート 2018 2019年7月/気象庁 PDF 14MB
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