大腸内が綺麗になり検査の準備が整ったのが11時頃です。最初の説明では14時頃から検査の予定だったので時間があると思っていたら、すぐに看護師が来て検査をするとのことです。
まず、更衣室で検査着に着替えます。着ている服はすべて脱ぎ検査用の上着とズボンに着替えます。検査用のズボンは不織布のような紙製で肛門のところがスリット状に空いています。
着替えて検査室に行きます。検査室も胃内視鏡検査を行った場所と同じです。
検査室には検査を行う医師ともう一人、若い医師、それと看護師が2人いました。
検査用のベッドに左向き足を曲げて寝かされ検査開始です。
医師が肛門をチェックしましたが、領収書にキシロカインゼリーとあったので麻酔用のジェルを塗られたのかもしれません。でも、あくまでも挿入時の痛みを緩和する麻酔ですよね。
ネットにあるように弛緩剤の注射や鎮静剤の投与はありません。ですから意識ははっきりしています。
肛門からの挿入はすんなり、その後も特に痛みもなく内視鏡が入っていきます。
若い医師は、実地の研修のようで内視鏡検査をしている医師がいろいろとモニターを見ながら説明をしています。確かに座学での知識に加えて、リアルタイムの映像を見ながらの研修は重要なんだと思います。
途中で足を折ったまま体勢を仰向けに変えられました。
その説明を僕も分からないながら聞いていると激痛が... 強い腹痛で思わずイタタタと声が出て手を握りしめてしまいました。
大腸は、直腸と下行結腸、下行結腸と横行結腸、横行結腸と上行結腸のつなぐ部分が大きく曲がっているので、内視鏡がそこを通過しようとしているのでしょう。
洗浄剤を飲む部屋に大腸の構造が描かれた図が貼ってあり構造を覚えておいて、検査のときモニターで確認しようと思っていました。特に大きく曲がっているところは面白そうだけど、痛くて目をつぶってしまったので確認ができませんでした ^^;
また、痛みがないときは内視鏡が大腸のどの部分にあるか感じることができませんでした。胃ではある程度、内視鏡の存在がわかるのにね。
でも、その傷みはしばらくするとなくなりました。
モニターを見ながら結構綺麗なヒダだなあなんて思っていると、また激痛、お腹を押さえられたりしているうちに内視鏡は終点の盲腸まで到達したようです。
そこから少しずつ内視鏡を引き抜きながら腸壁を観察し写真を随時撮り検査をしているようです。引き抜いているときはそれほど痛みはありません。
再び仰向けから横向きに戻され、肛門に到達し検査は終了です。生研など腸壁のサンプリングはなく、時間にして20分くらいかかりました。
終了後、撮影した写真をもとに簡単な説明がありました。
盲腸付近にポリープがあるとのこと。確かに白い膨らみが見えます。画像では大きく見えますが1mm程度の小さなポリープだそうです。特に治療の必要はなく、来年、検査で潜血便が出るようだったら再度内視鏡検査を行いましょうとのことでした。
結局、検査は思ったよりもかなり早く12時前に終わりラッキーでした。
検査をして感じたことは、排便のため洗浄剤2Lを飲むのは思ったより苦痛ではありませんでした。
また、麻酔をしないと時々激痛が走る。人によって違いはあると思いますが、僕にとっては耐えられる程度です。
それよりも帰宅して軽い昼食を摂ったあと、爆睡してしましました。夏の疲れもあるのかもしれませんが、水様便になるまで排泄するということは、相当に体力を消耗すると感じました。
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