「フェルマーの最終定理」の証明に貢献した志村五郎さんが亡くなられたんですね
今朝、新幹線客室出入口の上部の電光掲示板で「...フェルマーの最終定理...」が表示されました。
その時、友人か薦められたサイモン・シンの「フェルマーの最終定理」を読んでいたところだったので、電光掲示板の表示にタイミングがよいというか、意外というか、少し驚きました。
表示はすぐ流れてしまったので内容は分からなかったので調べてみると、「フェルマーの最終定理」の証明に貢献した志村五郎さんが亡くなられたことを伝えるニュースでした。
「フェルマーの最終定理」は、
xn+yn=znにおいてnが3以上の自然数は存在しない
(n=2はピタゴラスの定理として有名ですね)
というもので、17世紀フランスの数学者 ピエール・ド・フェルマーが提唱した定理です。ただ、フェルマー自身はその証明を書き記さなかったため、フェルマーの死後360年間証明がされなかった数学で最も証明が困難な定理とされていました。
それが、1995年 アンドリューワイルズによって完全証明がされ、証明にあたって谷山 豊さんと志村五郎さんの「谷村-志村予想」が手がかりになっとというものです。
まあ、実際のところ僕なんかには「フェルマーの最終定理」の証明なんてちんぷんかんぷんなんだけど ^^;
志村五郎さん死去 フェルマーの最終定理の証明に貢献
数学の超難問「フェルマーの最終定理」の証明につながる予想を提唱した米プリンストン大名誉教授の志村五郎さんが3日、89歳で亡くなった。同大が発表した。
志村さんは整数論が専門。1950年代~60年代に、故谷山豊・東京大助教授と共に楕円(だえん)曲線の性質に関する「谷山=志村予想」を提唱。この予想を手がかりに、提示から350年以上数学者を悩ませてきた整数論の難問、フェルマーの最終定理が、英国のアンドリュー・ワイルズさんによって95年に証明された。
東大卒業後、同大助教授などを経て、64年から99年までプリンストン大教授を務めた。77年に米数学会「コール賞」、91年度に朝日賞を受賞した。
2019/05/06/朝日新聞
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