南海トラフ・プレート境界を調査している「ちきゅう」が3260mまで掘削
熊野灘沖で南海トラフ協会を調査している海洋研究開発機構(JAMSTEC)の地球深部探査船「ちきゅう」の掘削が3260mに達したと、NHKが報じていました。
フィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込むプレート境界断層の5200mに近づいてきました。
巨大地震の想定される震源付近がどのような構造になっているか、とても興味があります。
掘削が順調に進むといいですね。
今週の土壌日(1/19)のふじのくに防災学講座で、『南海巨大地震の過去と今を解き明かす -地球深部探査船「ちきゅう」の成果から-』をテーマに地球深部調査センターの倉本真一センター長の講演があります。
こちらも楽しみです。
関連エントリー:地球深部探査船「ちきゅう」が南海トラフ境界部を掘削するそうです 2018.09.18
・ IODP Exp. 358 : NanTroSEIZE Deep Riser Drilling: NankaiSeismogenic/Slow Slip Megathrust/jamstecchannel
探査船「ちきゅう」海底3260メートルまで掘削に成功
南海トラフ巨大地震の発生が予測されるプレート境界と呼ばれる場所を目指し、和歌山県沖の海底を掘り進めている探査船「ちきゅう」について、海洋研究開発機構は、これまでで最も深いおよそ3260メートルまで掘削することに成功したと発表しました。最終的にはおよそ5200メートルまで掘り進めプレート境界付近の岩石を採取して調べる計画です。
海洋研究開発機構などの研究グループは、12年前から探査船「ちきゅう」で和歌山県沖の海底の掘削調査をしていて、去年10月から13回目の調査を行っています。
研究グループによりますと、これまで海底の下を最も深く掘ったのは6年前の3058メートルでしたが、今回の掘削では、先月、およそ3260メートルまで達し、記録を更新したということです。
南海トラフでは地震の発生が予測されるプレート境界と呼ばれる場所が、海底の下およそ5200メートルにあるとされ、研究グループでは最終的に境界付近まで掘って岩石を採取し、詳しく調べて地震の予測精度を高めたいとしています。
海洋研究開発機構の倉本真一地球深部探査センター長は「記録は更新したが、岩盤は堅く、穴は崩れるなど予断を許さない。別の方向に向け掘削するなど工夫をして何としてもプレート境界に達したい」と話しています。
2019/01/16/NHK
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 2021年の平均寿命は、男 81.47歳 女 87.57歳 -2021年簡易生命表 (1)(2022.07.29)
- 2022/'23シーズンのインフルエンザは流行するのだろうか?(2022.07.28)
- 今朝は大雨の影響で東海道新幹線が止まった(2022.07.26)
- 国内で初めてサル痘の患者が発生した(2022.07.25)
- 新型コロナウイルス感染症は第7波に突入(2022.07.15)
「サイエンス」カテゴリの記事
- 皮膚が超高音を聞いているという話(2022.04.27)
- 国際宇宙ステーションの運用を2030年まで延長する方針(2022.01.03)
- 福徳岡ノ場の新島はだいぶ小さくなったね(2021.12.28)
- ハッブル望遠鏡の後継機 「ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が打ち上げられた(2021.12.25)
- JAMSTECのコラム「福徳岡ノ場の噴火と軽石の成分」は面白い(2021.11.18)
「気象」カテゴリの記事
- 今日の静岡の最低気温は28.1℃(2022.08.01)
- 今日の静岡は暑かった(2022.07.31)
- 今朝は大雨の影響で東海道新幹線が止まった(2022.07.26)
- 静岡は午後、激しい雨が降りました(2022.07.19)
- 静岡市葵区に避難指示の緊急速報が流れた(2022.07.16)
「動画」カテゴリの記事
- 歌舞伎町にはネズミが出没するんですね(2022.06.18)
- 日本平夢テラスのライブカメラ(2022.06.10)
- ベズィミアニィ火山噴火のひまわり衛星画像(2022.05.28)
- ようやくエスパルスは選手がそろってきました(2022シーズン 第11節(2022.05.03)
- 月が地球に対して同じ面を向けていることが分かる動画(2022.02.09)
コメント