「かわなび」と大谷川放水路に行ってきました
静岡市治水交流資料館「かわなび」に行き、大谷川放水路も見てきました。
「かわなび」は葵区から清水区を通り清水湾に至る巴川を中心とした治水対策の展示をする静岡市の施設です。
実は静岡に長く住んでいながら僕が「かわなび」の存在を知ったのはつい最近です。
「かわなび」は、駿河湾沿いの国道150号線から少し入った住宅街の中にあります。
・ 静岡市治水交流資料館「かわなび」 静岡市駿河区大谷二丁目24-11
主な展示は巴川の治水対策です。
巴川の主な治水対策は、1974年7月7日に大雨・通称:七夕豪雨による大水害の対策としてできた大谷川放水路です。
七夕豪雨は、静岡市の24時間連続雨量(1974年7月7日9時から8日9時)が508mmを記録する、静岡地方気象台観測史上最高の豪雨です。
この雨により静岡市内を流れる安倍川や巴川が決壊・氾濫しました。また、崖崩れや土砂崩れが起こり、死者27人、全壊・流出家屋数32戸、床上浸水11,981戸、床下浸水14,143戸の大規模な災害でした。
僕自身の記憶にも鮮明に残っています。
・ 七夕豪雨の記録映像(かわなび)
その対策として、巴川の支流というかバイパスというか、大谷川放水路ができました。
・ 巴川と大谷放水路の説明展示(かわなび)
巴川は、葵区古庄付近で大谷川放水路に分流します。
これにより、巴川は東に流れ清水の街中を通って清水湾に至ります。一方、大谷川放水路は、南下し駿河区を通り駿河湾に至ります。
・ 巴川と大谷川放水路の分岐点(静岡市葵区古庄付近)
・ 大谷川放水路(静岡市駿河区池田付近)
・ 大谷川放水路 河口(大谷川水門 静岡市駿河区高松)
この大谷川放水路ができて以来、巴川流域では大きな水害は起きていないように記憶しています。
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