2018年版地震ハザードカルテによると静岡県庁付近で30年以内に震度6強以上の地震が起こる確率は50.7%
地震調査研究推進本部事務局は、6月26日に2018年版の「全国地震動予測地図」を公表しました。
参照:全国地震動予測地図2018年版 2018.06.26/地震調査研究推進本部事務局
駿河湾沖でフィリピン海プレートがユーラシアプレートに沈み込む静岡は、相変わらず地図上は真っ赤で今後30年間に震度6弱以上の地震に見舞われる確率は26%以上です。
・ 今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率(平均ケース・全地震)
※ 全国地震動予測地図2018年版 地図編 確率論的地震動予測地図/地震調査研究推進本部事務局から画像引用
地震ハザードステーション(J-SHIS)のサイトでは、任意の地点の地震動予測を表示でき、さらに地震ハザードカルテに出力できます。
静岡県庁(静岡市葵区追手町)付近を調べてみると、今後30年間に震度6強以上の揺れに見舞われる確率は50.7%、震度6弱以上だと70.1%です。
また、今後30年間に震度7の揺れに見舞われる確率は3%以上になっています。
プレートの構造上、静岡は大地震は逃れられないのだろうけれど、東海地震説が提唱されてから約40年が経過します。
その間、駿河湾内では大きな地震が起きておらず、少々不気味です。
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P.S. 2016.08.28
2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかり、公開を停止しているそうです。
このため、上記の表「地震ハザードカルテ(2018年版) 30年、50年ハザード」にも間違えがあるかもしれません。修正され次第、再計算してみます。
2018年版地震ハザードカルテの誤り
2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかったため、公開を停止しました。修正が完了次第再公開します。
2018.06.27/地震ハザードステーション
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P.S. 2016.07.08
2018年版地震ハザードカルテは修正がされたようです。
2018年版地震ハザードカルテについて
2018年版のハザードカルテの一部に誤りが見つかったため、公開を停止していました。修正が完了したため、7/4に公開しました
2018.07.04/地震ハザードステーション
関連エントリー:2018年版地震ハザードカルテは修正されたようです 2018.07.08
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