新東名高速道路 最高速度110km/h試行区間 新静岡IC-藤枝岡部IC間の平均速度は、上り線が104.3km/h、下り線が102.2km/h
中日新聞が、昨年11月から始まった新東名高速道路 最高速度110km/h試行の4月までの交通状況の静岡県警察の発表を報じていました。
記事よると4月まで半年間の新静岡IC-藤枝岡部IC間の第二車線の平均速度は、上り線が前年同期より0.4km/h速い104.3km/h、下り線が1.2km/h速い102.2km/hだったそうです。
最高速度110km/hの区間の割にはたいしたアップにはなっていないというのが感想です。
速度の計測はどこで行ったのだろうと記事を読んで疑問に感じました。
新静岡IC-藤枝岡部IC間には静岡SAがあります。上り線は藤枝岡部IC-静岡SA間が2車線、静岡SA-新静岡IC間が3車線です。一方、下り線は新静岡IC-静岡SA間が2車線、静岡SA-藤枝岡部IC間が3車線です。
110km/h区間でもトラックなどの大型車の最高速度は80km/hに制限され一番右側の車線を走ることとされています。ただ、2車線では追い越し車線を大型車が走っていることがあるので、普通車の最高速度が110km/hであっても110km/hに近い速度で走ることができず、全体のスピードが遅くなることがあります。
このため2車線区間と3車線区間では平均速度が違ってくると思います。
今回の平均速度の測定は、2車線区間で行ったのか3車線区間で行ったのか、両方の平均なのか、どうなんだろう。それと第二車線というのは3車線の真ん中の車線を言うのだろうか?
関連エントリー:新東名高速道路 最高速度110km/h試行区間を走ってみました 2017.11.04
人身事故が減少 物損は増加 - 新東名最高速度110キロ 試行半年の交通状況
静岡県警は10日、昨年11月に新東名高速道路の新静岡インターチェンジ(IC)~森掛川IC区間で試行が始まった最高速度110キロについて、今年4月末まで半年間の交通状況を発表した。試行開始前の前年同期との比較で人身事故が減った一方、物損事故が増加。県警高速隊は「交通量が増えて物損事故の増加につながった可能性がある。人身事故の減少は、試行を機にした取り締まりの強化が功を奏したのでは」とみている。
人身事故は13件(前年同期比9件減)、物損事故は88件(同11件増)だった。試行区間内の新静岡IC-藤枝岡部ICの交通量は、上下線合わせて1日当たり1895台増の46871台。平均速度は上り線(第二車線)が前年同期より0.4キロ速い104.3キロ、下り線(同)が1.2キロ速い102.2キロとなり、大きな変化はなかった。
最高速度80キロに据え置かれた大型車との速度差による追突事故などは起きていないが、3月10日には掛川市原里の新東名高速上り線で、大型トラックが渋滞最後尾の乗用車に追突し、愛知県瀬戸市のパート従業員女性=当時(43)=が死亡する事故が起きている。
2018/05/11/中日新聞
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