タイヤの黄色と赤色のマークは何?
ネットを見ていて、タイヤの側面にある黄色や赤色の点のマークについて記載しているサイトがありました。
・ タイヤ側面の黄色と赤色のマーク
この黄色や赤色のマークは新品のタイヤに付いていて、使っているうちに消えてしまいます。前からこのマークに気が付いていましたが、何だろう?と思うことはあっても、調べてみることもせず謎のままでした。
今回、ネットで調べてみるといくつかのサイトでこのマークの説明があり、まとめてみると以下のようになるのかな。
タイヤとそれを支えるホイールは、限りなく円(真円)で重さも均一なら、振動がなく滑らかに回ります。ただ、工業製品だからどうしてもバラツキがでるため、それを表すために黄色と赤色のマークがあります。
まず、黄色のマークは「軽点」といって、タイヤの中で一番軽い場所を示すとのこと。
一方、赤色のマークは「ユニフォミティマーク」といって、タイヤの外径のもっとも大きい場所を示すとのことです。
ホイール側の一番重い部分が、空気を入れるバルブの部分とすれば、この部分と黄色の「軽点」を合わせてタイヤとホイールを組めば、より重量のバランスがとれることになります。
また、ホイール側の径が最も短い箇所(ホイールに白色でマーキングされている場合がある)と赤色の「ユニフォミティマーク」を合わせて組めば、タイヤはより円に近い形になります。
下の写真は、僕のクルマの4輪です。
・ 左前輪と左後輪
・ 黄色の丸:軽点マーク/赤色の丸:ユニフォミティマーク/緑色の丸:空気バルブ
・ 右前輪と右後輪
写真のように黄色の「軽点」と赤色の「ユニフォミティマーク」の位置は、タイヤによって近かったり反対側であったりとばらついています。肉眼ではタイヤごとバラツキがないように見えるけれど、厳密には相当ばらついているんだね。
こういった場合、重量バランスと真円とどちらを優先するのだろう?
また、「軽点」と空気バルブの位置は一致していません。ホイールにも径の最も短い位置を表す白色のマークはないし、よくクルマのホイールの外周にあるバランスをとる重りもありません。
ホイールバランスに問題はないので、何らかの方法でバランスをとっていると思いますが。
豆知識21
(1) タイヤのマーク
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・黄色いマークは、タイヤが最も軽い部分の位置を示している。タイヤの回転バランスを良くするために、この黄色マークとホイールのバルブの位置を合わせて組むのが一般的である。ただし、市販のホイールを使用する場合である。
・赤色マークは、タイヤの縦ぶれの1次成分の最大点の位置を表している。新車装着用ホイールだけ、白くて丸いマークが付けれれていて、回転バランスをとるためにこれとタイヤの赤色マークを合わせて組むのが一般的である。
・白色マークは、ユニフォミティやその他の外観検査を行ったことを表している。
(2) ホイールのマーク
・白色マークは、位相合わせマークと呼ばれ、アウター側リムフランジとインナー側リムフランジの縦ぶれの平均振れの1次成分の最小点の位置を表している。最小点とは、リムの径が最も小さくなる位置に対応している。
一般社団法人 日本ゴム協会
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