「きっぷ」と「切符」!!
東洋経済ONLINEに「「きっぷ」と「切符」の違いを知っていますか」という面白い記事が載っていました。
参照:「きっぷ」と「切符」の違いを知っていますか (2016.02.18)/東洋経済ONLINE
この記事の筆者は駅の表示が「きっぷ」と平仮名表記になっていて、「切符」と漢字表記のものがないことを不思議に思って調べてみたそうです。
そうしたら、営業規則上、人の移動に使う証票は「乗車券類」といい、物の移動(ペットも含む)に使う証票を「切符」というため、人の移動の証票を「切符」と表記できないとのこと。ただ、一般的には「乗車券」よりも「切符」という名称が浸透しているのでやむを得ず「きっぷ」と平仮名表記としたとのことです。
普段、僕は「きっぷ」と「切符」の違いなどまったく意識していませんでした。
仕事帰りのJR静岡駅の乗車券に関する掲示は確かに「きっぷ」と平仮名表示になっていました。
・ JR静岡駅
面白いので調べてみると、いつも利用するJR東海では、「東海旅客鉄道株式会社旅客営業規則」にこのことが規定されていました。
まず、人が移動するために使う証票は、「乗車券類」といい乗車券、急行券、特別車両券、寝台券、コンパートメント券、 座席指定券に分類されさらにそれらが細分化されています。(東海旅客鉄道株式会社旅客営業規則 第18条)
一方、物の移動に使う証票は「普通手回り品切符」(同 第310条)、一時預かりに使う証票は「一時預り切符」(同 第321条)とされています。
・ 普通手回り品専用切符(左)と一時預かり専用切符 JR東海営業規則から引用
「きっぷ」と「切符」の使い分け、知らなかったことだけに面白いです。
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