「あかつき」の金星周回軌道再投入成功
2011年の今日、メインエンジンの破損により金星周回軌道の投入に失敗し、太陽の周回軌道を回っていた金星探査機「あかつき」が、姿勢制御用スラスターを使い金星周回軌道に投入したそうです。宇宙航空研究機構(JAXA)が報じています。
メインエンジンに比べはるかに出力が落ちる4つの姿勢制御用スラスターを使った軌道導入は、ピンポイントに近い投入位置で行われたのでしょう。
金星は明け方と宵の口にひときわ明るく輝き、ビーナスと称されるとおり美しい天体です。
投入後も予断は許さないのでしょうが、あかつきが金星の興味深い情報を送ってきてくれるといいですね。
下の写真は、今朝の明けの明星 金星です。26日目の細い月と並んで輝いていました。
・ 月(月齢 25.1)と金星 2015.12.07 6:18 静岡市葵区平野部 南東の空
金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入における姿勢制御用エンジン噴射結果について
国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、金星探査機「あかつき」の金星周回軌道投入のため、姿勢制御用エンジン噴射を平成27(2015)年12月7日8時51分(日本時間)から実施しました。
探査機から送信されたデータの解析結果により、姿勢制御用エンジンの噴射を、計画通り約20分間実施し、所要の噴射時間が得られたことを確認しました。
現在、探査機の状態は正常です。また、姿勢制御用エンジン噴射後の探査機軌道の計測と計算を行っています。目標とする周回軌道への投入結果の判明までには2日程度かかる見込みです。結果については、別途改めてお知らせします。
2015/12/07/国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
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