パワーアップしたH-2Aロケットの打ち上げが成功した
燃費を節約し打ち上げコストダウンを図ったH-2Aロケット29号機が、昨日、種子島宇宙センターから打ち上げられ、カナダの通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの分離にも成功したと、宇宙航空研究機構(JAXA)がアナウンスしています。
H-2Aロケットが商用の目的で運用されるのは初めてです。
・ H-2Aロケット 29号機 2015.11.24打ち上げ(Telstar 12 VANTAGE) ※ JAXAのサイトから画像引用
日本は赤道から遠く地球の遠心力が赤道付近より弱いため打ち上げにエネルギーを必要としコストがかかり、商用利用には不利でした。
そこで、人工衛星を静止軌道により近い軌道に投入するため、様々な改良を加えたのがH-2A 29号機です。
外見上は、固体補助ロケットが2機から4機になった程度しか僕にはわからないけれど。
・ H-2Aロケット 26号機 2014.12.02打ち上げ(はやぶさ2) ※ JAXAのサイトから画像引用
H-IIAロケット29号機(高度化仕様)による通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEの打上げ結果について
三菱重工業株式会社および国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、種子島宇宙センターから平成27年11月24日15時50分00秒(日本標準時)に、カナダの通信放送衛星Telstar 12 VANTAGEを搭載したH-IIAロケット29号機(H-IIA・F29)を打ち上げました。
ロケットは計画通り飛行し、打上げ後約4時間27分にTelstar 12 VANTAGEを正常に分離した事を確認しました。
また、JAXAが開発した高度化仕様の第2段機体を適用し、長時間慣性飛行や第2段エンジン再々着火を実施することで、従来よりも、衛星をより静止軌道に近い軌道に投入しました。
2015/11/24/三菱重工業株式会社/国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構
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