御前崎で立て続けに起きた小規模な地震
今日の未明、寝ようと布団に潜り込んだ時に、iPhoneにインストールした「ゆれくるコール」が鳴ったと同時に一瞬ガッタと揺れました。
震源は御前崎付近深さ10kmで、マグニチュード4.2、最大震度3で、静岡市葵区の震度は1でした。
御前崎付近を震源とする震度1以上の地震は、29日の夜から今日の未明の地震まで8回起きていますが揺れを感じたのはこの地震だけです。
・ 2015年8月29日~9月1日の御前崎の地震の震源付近 Google Mapから引用
静岡に住んでいると、フィリピン海プレートがユーラシアプレートに潜り込んでいる駿河湾や遠州灘周辺で地震が起きると、東海地震との関連が気になります。
阪神大震災や新潟中越地震、東日本大震災など日本の各地で巨大地震が起きているわりに、静岡は静かです。ただ、御前崎より東、焼津沖では2009年8月11日にM6.5、'11年8月1日にM6.2と少し大きめの地震が起きました。
関連エントリー
・ 静岡市葵区で震度5強の地震 (2009.08.11)
・ 昨日の駿河湾沖の地震は揺れました (2011.08.02)
ただ、今回立て続けに起きた地震は気象庁の発表によると、深さ10km、プレートの境界面の上、地殻内で起きたもので想定される東海地震の発震機構とは異なっているようです。
参考:最近の東海地域とその周辺の地殻活動 (2015.08.31)/気象庁地震火山部 PDF 4.1MB
8月29日 静岡県中部(御前崎付近)の地震活動
情報発表に用いた震央地名は「静岡県西部」である
2015年8月29日22時05分に静岡県中部の深さ11km でM3.6 の地震(最大震度2)が発生した。この地震の発震機構は、南北方向に張力軸を持つ型である。ほぼ同じ場所で、同日22時20分にM2.7、23時24分にM3.0 の地震(ともに最大震度1)が発生するなど、8月29日16時頃からややまとまった活動となっている。これらの地震は、地殻内で発生したと考えられる。
1997年10月以降の活動を見ると、今回の地震の震源付近(領域c)は、地震活動の低調な地域で、M3.0 以上の地震は今回が初めてであった。2014年9月にもややまとまった活動が見られた。
2015/08/31/最近の東海地域とその周辺の地殻活動/気象庁地震火山部
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