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2015.03.15

JAXAの水星磁気圏探査機が公開されたそうです

宇宙航空研究開発機構(JAXA)が水星磁気圏探査機「MMO」を公開したと、NHKが報じていました。
水星探査といえばNASAの古くは「マリーナ」、現在は「メッセンジャー」なんだけれど、日本も独自に探査にのりだすんですね。

水星は、肉眼で見える4つの惑星(水星、金星、木星、土星)のうち太陽に一番近いので、日の出直前か日の入り直後にしか見えません。

金星と水星 2013.06.04 19:29 静岡市葵区平野部 西北西の空
・ 金星と水星 2013.06.04 19:29 静岡市葵区平野部 西北西の空

その水星の磁場を調べるためJAXAは、水星探査機「MMO」を来年の夏頃に打ち上げるそうです。水星に到達するのは2024年1月の予定というから、ずいぶんと先の話です。

それにしても、「MMO (Mercury Magnetospheric Orbiter)」とはそのまんまの名前だね。
MMOにも、金星探査機「あかつき」や小惑星探査機「はやぶさ」、月周回衛星「かぐや」のように素敵な名前がつけられるのだろうか?

参考:水星磁気圏探査機 MMO(BepiColombo計画)/宇宙航空研究開発機構

引用文水星観測へ 日本の探査機「MMO」公開
今も多くの謎が残されている水星の観測を行う日本の探査機「MMO」が完成し、15日公開されました。
水星は太陽からおよそ5800万キロメートルの最も近い軌道を回る惑星で、高熱にさらされることなどから探査が難しく、今も多くの謎が残されたままです。
水星の謎を解明するため、JAXA=宇宙航空研究開発機構が開発した探査機「MMO」が15日、神奈川県相模原市の施設で報道関係者に公開されました。
「MMO」の機体は高さ1メートル、幅1メートル80センチの八角柱の形をしていて、上下に取り付けたアンテナを広げると高さ2メートル40センチになり、上部には太陽電池パネルが張り巡らされ、太陽の熱から探査機を守るため特殊な白い塗料や鏡などが用いられています。
水星には地球と同じように固有の磁場があり、「MMO」は5メートルの長さのマスト2本で水星の磁場を詳しく計測し、地球の磁場の成り立ちの解明にもつなげる計画です。
JAXAによりますと、打ち上げはフランス領ギアナのギアナ宇宙センターから早ければ平成28年夏ごろに行われ、平成36年1月に水星を回る軌道に投入される予定です。
記者会見した早川基プロジェクトマネージャは「太陽系で磁場がある惑星は地球と水星しかない。データが出るまでにこれから9年かかるので気を緩められないが、水星の観測によって、将来的には地球周辺の環境の今や近未来について解明できるかもしれない」と話しています。
2015/03/15/NHK

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