やっぱり病室へ生花や鉢植えなどの持ち込みは制限されているんだね
今日、機会があって市内の或る総合病院の入院案内を読んでいると、面会や見舞いの際に生花や鉢植えなどの持ち込みを制限す記述が目につきました。
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・ 静岡市内の或る総合病院の入院案内
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前は、入院見舞いの際に生花を持って行く(鉢物は根が張る→入院が長引くということでダメとされていました)ことが普通に行われていました。
でも、今は生花や鉢物に付いている細菌などが院内感染の原因の可能性があるため持ち込みに制限がかけられているという話を聞いていました。
ただ、文章で見たのは初めてでした。
一方、農林水産省では、アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の「免疫不全がなければ花瓶の水や鉢植え植物は感染源とはなりません。移植患者や重症エイズ患者の病棟以外であれば制限は不要です」という見解を紹介しています。
確かに、免疫力が落ちた患者では緑膿菌に代表される日和見感染菌が問題になることがある反面、花がもたらす癒やしの効果に期待するところもあるのでしょう。
適切な対応をすれば安全なものでも、病院にとってみれば安心をとりたいという、このあたりは難しい問題ですね。
花きの人を癒す効用が発揮できる施設での活用等について
生花や観葉植物が私たちの生活にうるおいや安らぎをもたらすことは、古くから経験的に知られていますが、近年、花きの効用が科学的に証明されるようになりました。このことから、オフィスや公共施設などにおいて、花きが持つリラックス効果を活かした花き活用が進められているところです。
他方で、感染予防のため、病院における生花の持込が規制される事例が散見され、新聞にも掲載されたことから問合せがあるところです。このため、花きの活用推進の観点から関連する事柄についてご紹介します。
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4 病院内での生花の扱いについて
一般社団法人日本感染症学会が平成17年(2005年)10月に公開した施設内感染対策相談窓口(Q & A)では、病院への生花や鉢植えの持込が感染症の原因になるのではないかとの質問に対し、CDC(アメリカ疾病予防管理センター)が平成15年(2003年)に公開した「医療施設における環境感染制御のためのガイドライン」から関連部分を抜粋し、「免疫不全がなければ花瓶の水や鉢植え植物は感染源とはなりません。移植患者や重症エイズ患者の病棟以外であれば制限は不要です」と紹介しています。
また、同学会は次のような予防策の実行について慎重な対応として紹介しています。
1. 花や植物は患者に直接接しないスタッフが取り扱う。
2. このような対応が困難ならば花を取り扱うスタッフは手袋を装着する。
3. 植物を扱った後は手を洗う。
4. 花瓶の水は隔日に交換して、水は患者身辺の環境から離れた流し台に捨てる。
5. 使用後の花瓶は洗浄する。
2014/12/31現在/農林水産省
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