降水域の分布を解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」
以前に、周りの雨の様子が表示されるiPhone用のアプリケーション「Go雨!探知機」を紹介しましたが、今度は気象庁が降水域を解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」をサイトに公開しました。(「高解像度降水ナウキャスト」/気象庁)
関連エントリー:周りの雨の様子が表示されるiPhone用アプリ「Go雨!探知機」 (2013.08.24)
「高解像度降水ナウキャスト」は、30分先までの5分ごとの降水域の分布を250m四方で予測し5分間隔でするもで、周囲の雨の強さの現状と短期間の予測がわかります。従前の「レーダー・ナウキャスト(降水・雷・竜巻)」の1km四方から解像度が上がりました。ただ、「高解像度降水ナウキャスト」は雷と竜巻の情報には対応していません。いづれ、機能が追加されるのかな?
下の画像は、「高解像度降水ナウキャスト」で2014.08.09 23:25の降水状況を表示したものです。
台風11号の雨が四国を中心に降っているのがわかります。
マップの広さは調節できるので、全国の広い範囲や自分の住んでいる地域など狭い範囲の降水のこれまでの状況や30分後までの予測がわかります。
気象庁のサイトで公開されていて、ブラウザがあればPCでもスマートフォンでもアクセスできるので便利です。
今のところ静岡は雨も風も強くはありません。台風11号の影響はこれからでてくるのだろうか。
高解像度降水ナウキャストの提供を開始します
概要
気象庁は、降水域の分布を高い解像度で解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」の提供を開始します。
提供開始日
平成26年8月7日(木)13時
本文
気象庁は、降水域の分布を高い解像度で解析・予測する「高解像度降水ナウキャスト」の提供を、平成26年8月7日(木)13時から開始します。
新たに提供する「高解像度降水ナウキャスト」では、30分先までの5分ごとの降水域の分布を250m四方(従来の降水ナウキャストでは1km四方)の細かさで予測し、5分間隔で提供します。
この新たな情報を実現するため、気象庁では、平成24年度から全国20カ所の気象ドップラーレーダーの処理装置を順次更新整備し、降水強度の観測を250m四方のデータとして処理できるよう機能を強化するとともに、強い降水域の解析・予測技術の開発を進めてきました。
また、今回の高解像度化に当たっては、気象ドップラーレーダーのデータに加え、気象庁・国土交通省・地方自治体が保有する全国約10,000カ所の雨量計の観測データ、ウィンドプロファイラやラジオゾンデの高層観測データ、国土交通省XRAINのデータも活用し、降水域の内部を立体的に解析することにより、精度向上を図っています。
2014/07/25/気象庁
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