大瀧詠一の"A LONG V.A.C.A.T.I.O.N"は少なくてもLP・CDで5つのバージョンがあるんだね
昨年末の大瀧詠一さんの訃報は、僕も含めて1970年代に10代を過ごした人間にはショックで、Facebookでも話題になりました。
話題のひとつに大瀧の代表作のひとつ"A LONG V.A.C.A.T.I.O.N"に「さらばシベリア鉄道」が含まれていないというものがありました。
僕の持っているのは1981年のLPで「さらばシベリア鉄道」はB面の最後に収録されているので、"A LONG V.A.C.A.T.I.O.N"にこの曲は当然収録されているものと思っていました。
・僕の持っている"A LONG V.A.C.A.T.I.O.N"
少し気になったので大瀧のディスコグラフィでもある「All About Niagara 1973-1979+α」で調べてみました。
それによると"A LONG V.A.C.A.T.I.O.N"は、LPは1981年のCBS/SONY(27AH-1234)と'83年のマスターサウンド盤(30AH-1616)の2枚、CDは'82年の35DH盤(35DH-1)、'89年の27DH盤(27DH-5300)、'91年のCD選書シリーズ(CSCL-1616)の3枚があります。
この5枚の中で「さらばシベリア鉄道」が収録されていないのは27DH盤でした。
さらに気がついたというか面白いのは、僕の持っているLP・CBS/SONY(27AH-1234)と「All About Niagara 1973-1979+α」で紹介されているLP・CBS/SONY(27AH-1234)では、レコード盤のレーベルの表記が若干違っていることです。
僕の持っているLPは作曲・アレンジが「大瀧詠一」になっているのに対して、「All About Niagara 1973-1979+α」では大瀧が好んで使った「多羅尾伴内」となっています。
・ 僕の持っているLPの作曲・アレンジのクレジットは「大瀧詠一」
・ 「All About Niagara 1973-1979+α」に掲載されたLPの作曲・アレンジのクレジットは「多羅尾伴内」
また、「大瀧」と「大滝」の使いわけも調べてみると面白そうです。僕は初めて大瀧の音楽に接したのがはっぴいえんどだったので「大瀧」としていますが。
さすが大瀧さん、奥が深いというか凝っているね。
関連エントリー:All About Niagara 1973-1979+α/大瀧詠一 (2006.02.09)
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