今年の静岡の夏は暑かった?
気象庁から今年の極端な夏(6月~8月)の天候について発表がありました。
参考:平成25年(2013年)夏の日本の極端な天候について (2013.09.03)/気象庁 (PDF 1.01MB)
それによると夏の日本の天候は、平均気温が統計開始以降、西日本1位、東日本3位タイ、沖縄・奄美2位タイ、降水量は日本海側を中心多雨、東・西日本太平洋側にで極端な天候となっています。
静岡の夏もとても暑く感じました。
ただ、静岡の平均気温は6月は歴代(1941年から)12位、7月は14位タイ、8月は3位と、8月を除きとりわけて暑い夏ではありませんでした。
一方、降水量は平年に比べ6月は56%、7月は46%、8月は36%とかなり少なくなっています。
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平成25 年(2013 年)夏の日本の極端な天候について ~ 異常気象分析検討会の分析結果の概要 ~
・ 2013年夏の日本の天候は、以下のように、極端な天候となりました(ここで示す地域平均の統計開始は1946年)。
<気 温>
1 夏平均気温:西日本 +1.2℃(統計開始以降第1位)、東日本 +1.1℃(同第3位タイ)、沖縄・奄美 +0.7℃(同第2位タイ)。
2 日最高気温の記録更新:高知県四万十市江川崎(8月12日、41.0℃)
3 今夏に日最高気温の高い記録を更新した地点は143地点(タイ記録を含む)
<大 雨>
4 日本海側の地方を中心とした多雨:東北地方の7月の降水量平年比 182%(統計開始以降第1位)、北陸地方の夏の降水量平年比 151%(同第4位)、山口県、島根県、秋田県、岩手県の一部地域では、過去に経験したことのない豪雨に見舞われました。
<少 雨>
5 東・西日本太平洋側と沖縄・奄美の一部地域の少雨:九州南部・奄美地方の7月の降水量平年比 11%(統計開始以降第1位)、東海地方の夏の降水量平年比 64%(同第3位)
・ 7月以降、太平洋高気圧とチベット高気圧の強まりによって、西日本を中心に全国で暑夏2となりました。西に強く張り出した太平洋高気圧の周縁を吹く暖かく湿った空気が流れ込んだ日本海側ではたびたび大雨となりました。
・ 太平洋高気圧とチベット高気圧がともに優勢となった要因は、海面水温がインドネシア・フィリピン周辺で高く、中・東部太平洋赤道域で低くなったことにより、アジアモンスーンの活動が広い範囲で非常に活発となったこととみられます。
2013/09/02/気象庁
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