鳥フル H7N9は鳥・鳥・鳥由来?
中国でヒトに感染が確認されている鳥インフルエンザ A/H7N9亜型について、その素性のヒントになる記事が日本経済新聞に掲載されていました。
今回の鳥フル H7N9の8本のRNAのうち6本は韓国や中国の野鳥で見つかることの多いH9N2、残りは韓国の野鳥で見つかったH11N9や欧州の鳥由来のH7に類似しすべてが鳥由来のRNAである可能性があるとのこと。
これには少し意外な印象を持ちました。
2009年に大流行したA/H1N1 パンデミック 2009は、ヒトと豚、鳥のウイルスが何年かかけて豚の中で組み替えが起こり出現したといわれています。
関連エントリー:今回のインフルエンザA/H1N1は、豚・人・鳥由来なんだって (2009.05.04)
パンデミック 2009は、ヒトのH3N2(A香港型)のRNAが含まれていたし亜型もAソ連型と同じH1N1だったけれど、今回はRNAすべてが鳥由来のウイルスがヒトに感染しています。
新聞の記事だけでは詳しいことはわからないし、これから詳しい調査が行われてもっとはっきりしたことがわかると思います。
ヒトからヒトへの感染は現時点では確認されていないし感染の広がりもないから新型インフルエンザに変異していないと思うけれど、その一歩手前まできているのだと感じました。
このまま終息して欲しいですね。
鳥インフルH7N9型、3種のウイルスに由来か
中国で感染が相次いでいる鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」が、3種類の鳥ウイルスに由来する可能性が高いことが、日本や中国などの研究機関によるデータ解析から分かった。英科学誌ネイチャー(電子版)に分析結果が掲載された。
中国の患者から採取したH7N9型の遺伝子を分析した。8本ある遺伝子はいずれも鳥インフルエンザウイルスに由来していた。このうち6本は中国・韓国で野鳥などで見つかることが多い「H9N2型」の遺伝子と類似していた。
また、韓国の野鳥で見つかった「H11N9型」や、欧州の鳥に由来する「H7型」と似た遺伝子もあった。専門家によると、鳥同士の間で感染が繰り返されたことで3種類の遺伝子の組み換えが起きた可能性が高いという。
国立感染症研究所の解析から、H7N9型は鳥から人に感染しやすいタイプに遺伝子の配列が変化していることが分かっている。
2013/04/04/日本経済新聞
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