ベテルギウスの超新星爆発/野本陽代
オリオン座のベテルギウスは名前は知らなくても見たことをある人は多いと思います。ベテルギウスはオリオン座の四角形の一角に赤く輝く恒星で対角線上の青白いリゲルとならぶ一等星です。
・ オリオン座 2013.01.02 19:23 静岡市葵区平野部の東の空
2010年年初にNASAがベテルギウスに超新星爆発の兆候が疑われる現象があるとアナウンスしたときに、地球から600光年以上遠くにある恒星だからすでに爆発をしているのかもしれないと面白く思いました。
関連エントリー:オリオン座のベテルギウスが超新星爆発をするかもって話 (2010.01.15)
先日、本屋に立ち寄ったときに「ベテルギウスの超新星爆発」というタイトルの背表紙を見つけて読んでみました。
ベテルギウスは表面の温度が下がり(それでも約3500℃)恒星の寿命としては終焉を迎えています。そして超新星爆発を起こしてもおかしくない状況にあります。
ベテルギウスは巨大でその半径は太陽から木星くらいあるそうです。そして地球からの距離が460光年と近いため超新星爆発が起こると、数ヶ月間満月程度の明るさに輝き昼間でも確認できるともいわれています。(爆発による地球への影響はないのかな?)
この本はベテルギウスの超新星爆発を例に恒星の誕生から終焉までやその活動による水素の核融合にはじまり様々な元素が誕生する過程、宇宙の膨張などが一般向けに書かれています。
読んでいて想像を絶するとてつもないことが起こっているんだと感じました。
ただベテルギウスについて書かれているのは最初のほうだけで、タイトルに惹かれて読んだ僕には少し期待はずれのところもありました。
ベテルギウスの超新星爆発 - 加速膨張する宇宙の発見 -
野本陽代 (Nomoto Haruyo)/幻冬舎(幻冬舎新書)/2012
・ 書籍の紹介一覧 B0131
・ MediaMarker
| 固定リンク
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- 西之島の成長過程がよくわかる海上保安庁のデータベース(2024.07.22)
- 静岡市役所青葉通り側のちびまる子ちゃんのマンホール(2024.07.02)
- 静岡市歴史博物館内堀側のちびまるこちゃんのマンホール(2024.05.22)
- 米国で13年ゼミと17年ゼミが221年ぶりに同時に発生する(2024.04.16)
- 城北公園の枝垂桜は散り始め(2024.04.02)
「書籍の紹介」カテゴリの記事
- 清水港の鉄道と荷役/フェルケール博物館(2023.05.30)
- 富士宮の歴史 自然環境編/静岡県富士宮市(2023.05.14)
- 見えない絶景 深海底巨大地形/藤岡換太郎(2021.10.13)
- ゆでめん/野上眞宏・鈴木 茂(2021.10.02)
- 緊急提言 パンデミック/ユヴァル・ノア・ハラリ(2021.07.25)
「天文」カテゴリの記事
- 静岡は彼岸というのに最高気温が39.2℃(2024.09.20)
- 中秋の月 2024(2024.09.17)
- 小型月着陸実証機(SLIM)の月面活動が終了した(2024.08.28)
- 満月が昇りました(2024.08.20)
- 今夜も熱帯夜だろうか? 東の空には月齢23の月(2024.07.30)
コメント