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2013.01.08

ベテルギウスの超新星爆発/野本陽代

オリオン座のベテルギウスは名前は知らなくても見たことをある人は多いと思います。ベテルギウスはオリオン座の四角形の一角に赤く輝く恒星で対角線上の青白いリゲルとならぶ一等星です。

オリオン座 2013.01.02 19:23 静岡市葵区平野部の東の空
・ オリオン座 2013.01.02 19:23 静岡市葵区平野部の東の空

2010年年初にNASAがベテルギウスに超新星爆発の兆候が疑われる現象があるとアナウンスしたときに、地球から600光年以上遠くにある恒星だからすでに爆発をしているのかもしれないと面白く思いました。

関連エントリー:オリオン座のベテルギウスが超新星爆発をするかもって話 (2010.01.15)

先日、本屋に立ち寄ったときに「ベテルギウスの超新星爆発」というタイトルの背表紙を見つけて読んでみました。

ベテルギウスは表面の温度が下がり(それでも約3500℃)恒星の寿命としては終焉を迎えています。そして超新星爆発を起こしてもおかしくない状況にあります。

ベテルギウスは巨大でその半径は太陽から木星くらいあるそうです。そして地球からの距離が460光年と近いため超新星爆発が起こると、数ヶ月間満月程度の明るさに輝き昼間でも確認できるともいわれています。(爆発による地球への影響はないのかな?)

この本はベテルギウスの超新星爆発を例に恒星の誕生から終焉までやその活動による水素の核融合にはじまり様々な元素が誕生する過程、宇宙の膨張などが一般向けに書かれています。

読んでいて想像を絶するとてつもないことが起こっているんだと感じました。

ただベテルギウスについて書かれているのは最初のほうだけで、タイトルに惹かれて読んだ僕には少し期待はずれのところもありました。

本ベテルギウスの超新星爆発 - 加速膨張する宇宙の発見 -
野本陽代 (Nomoto Haruyo)/幻冬舎(幻冬舎新書)/2012

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