ガリレオ衛星の公転周期は短いんだ
先日、木星を撮ったらたまたま写っていたガリレオ衛星をもう少し鮮明に撮れないかと写したのが下の写真です。まぁ、300㎜の望遠レンズでは限界があるけれど ^^;
関連エントリー:廉価版のデジタル一眼レフとズームレンズでガリレオ衛星が撮れるんですね (2012.12.27)
それで気がついたのはガリレオ衛星 イオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの位置が12月25日と1月12日では違っていることです。
・ 木星とガリレオ衛星 2013.01.12 17:31 静岡市葵区平野部
・ 木星とガリレオ衛星 2012.12.25 20:47 静岡市葵区平野部
ガリレオ衛星の公転周期は、イオが1.8日、エウロパが3.6日、ガニメデが7.2日、カリストが16.7日(理科年表 2010)と月に比べても短いから、見るたびに位置が変わっていても不思議はないですね。
この4つの衛星を初期の天体望遠鏡で見つけたガリレオ・ガリレイは、位置の違いを記録して木星の周りをまわっていることを確認し、地動説が正しいことを確信したのだろうな。
本体の木星はアルデバランの近くにあってこれら恒星と同じように東から西に動いています。
そのうち本来の西から東に動くようになるのだけれど、この惑星の逆向現象を観察し地球や木星が太陽の周りをまわっていることを推察したヨハネス・ケプラーたちの思考力もすごいね。
天空を右往左往する星を惑う星「惑星」と呼んだのは誰だろう? 素敵な名前です。
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