2011年度の食糧自給率はカロリーベースで横ばい、生産額ベースで減少
先日、2011年度の食料自給表が発表になりました。
参考:平成23年度食料自給率等について (2012.08.10)/農林水産省
2011年の食料自給率(概算値)は、カロリーベースで前年度と同じ39%、生産額ベースで4ポイント下がって66%です。
1960年からみると自給率は減少してきていますが、ここ10年はカロリーベースは40%、生産額ベースは年による変動はあるものの70%弱を推移しています。
東日本大震災が自給率に与えた影響は、カロリーベースでは米や魚介類、生産額ベースでは牛肉や魚介類、野菜であったと農林水産省は分析しています。
平成23年度食料自給率について
1 食料自給率
○ カロリーベース 39%(前年度と同率)
○ 生産額ベース 66%(前年度※から4ポイント低下)
※平成22年度の生産額ベース食料自給率について、昨年公表した概算値においては69%であったが、今回公表の確定値において70%となった。
2 主な品目の食料自給率に対する影響
(1) カロリーベース食料自給率の主な変動要因
○ 小麦については、天候不順の影響により作柄の悪かった前年と比較して、単収が伸びたことから、国内生産量が増加
○ 米については、東日本大震災直後の一時的な需要増加が落ち着いたことから、需要量が減少
○ 魚介類については、東日本大震災の影響により国内生産量が減少
(2) 生産額ベース食料自給率の主な変動要因
○ 牛肉については、東日本大震災等の影響により需要が低下し、国産単価が下落したことから国内生産額が減少
○ 魚介類については、東日本大震災の影響により生産量が減少したことから、国内生産額が減少
○ 野菜については、前年と比較して天候が安定したことや東日本大震災の影響により国産単価が低下し、国内生産額が減少
2012/08/10/農振水産省
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