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2012.07.14

これまで経験したことのないような大雨

九州地方の大雨に関する気象庁の発表に「これまで経験したことのないような大雨」というフレーズがありました。
その時、気象庁の発表としては情緒的で聞きなれない言葉だと思いました。

それで調べてみると今年の6月に気象庁は、重大な災害が差し迫っていることを呼びかけるため大雨・洪水警報や土砂災害警戒情報などに加えて、短文で伝える情報を発表することにしたようです。

2012年6月21日に気象庁予報部が発表した「平成24年度出水期における気象情報改善について」によると、重大な災害が差し迫っている場合に一層の警戒を呼びかけるため見出しのみの短文で伝える全国・地方・府県気象情報の発表を6月27日から開始する(した)とのことです。

参照:平成24年出水期における気象情報の改善について(2012.06.21)/気象庁予報部

見出しのみの短文で伝える情報に「○○豪雨に匹敵」や「これまで経験したことのないような大雨」といった記述があります。

確かにこのほうがより逼迫した状況が伝わります。

科学的判断に加えて心理的な側面から情報を伝える。地震や津波の情報もそうですが危険をいかに周知し非難行動に移すためには、心理学的なアプローチも重要なのかもしれません。

これは、安全と安心へのアプローチと似ています。

引用文記録的な大雨に関する全般気象情報 第4号
平成24年7月12日06時41分 気象庁予報部発表
(見出し)
熊本県と大分県を中心に、これまで経験したことのないような大雨になっています。この地域の方は厳重に警戒してください。
(本文)
なし
2012/07/12/気象庁

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