ツバメが減っている?
毎年ウグイスの声からツバメの声に替わるとそろそろ初夏だなぁと感じます。
今年もツバメは近所の魚屋さんの軒下に巣を作り住宅街の空間を高く低く飛び回っています。
・ ツバメ 2012.05.06 静岡市葵区
そのツバメが減っているのではとNHKが報じていました。
僕の周りでは減ったという印象はありませんが、全国的には減る傾向にあるようです。
ツバメは人間の生活空間の中に巣を作り子育てをする身近な野鳥です。
農地が減って巣の材料となる泥や餌の昆虫が得づらくなったり、近代的建物は巣を作るのに適していなかったり、天敵のカラスが増えたりとツバメが減った原因が挙げられています。
日本野鳥の会のサイトでツバメの簡単な生息状況の調査(アンケート)を行っています。
それにしても野鳥の会のサイトに掲載されているツバメの写真は恰好いいです。動きの速いツバメをよく捉えています。僕の腕では上に掲載した写真を撮るのがやっとです ^^;
ツバメが減少 生息状況を全国調査
日本人に身近な渡り鳥として知られるツバメ。
このツバメが生息環境の変化などから日本各地で減る傾向にあるとして、日本野鳥の会は10日から始まった愛鳥週間に合わせて、生息状況の全国調査を初めて行うことになりました。
ツバメは東南アジアなどで越冬し、日本には春先になると主に九州より北の地域に夏鳥として渡ってきて子育てを行います。
人の出入りの多い住宅や店舗の玄関や軒先などに巣作りをすることや、水田などの害虫を食べることから益鳥としても昔から人になじみの深い鳥として知られています。
ところが、日本野鳥の会によりますと、ここ数年、「ツバメが減っている」という声が各地から数多く寄せられているということです。
全国で唯一、県内全域でツバメの数を長年調べている石川県では、40年前と比べて3分の1まで減っているという調査結果もあります。
主な原因について、野鳥の会では、農地が減ったことでツバメが巣作りに使う泥や餌となる虫が減ったこと、巣作りに適している軒のあるような日本家屋が減ったうえ最近の建物の壁には泥がつきにくい加工が施されていること、それに人の生活環境の変化もあって天敵となるカラスが増えたことなどを挙げています。
これを受けて、野鳥の会はツバメの生育状況や減っている原因を調べるため10日から始まった愛鳥週間に合わせて、初めて全国調査を行うことになりました。
一般の人に広く呼びかけて、ツバメの目撃情報や周辺の環境の変化について情報を募るほか、野鳥の会の会員などによるツバメの生息状況の実態調査なども行う方針で、野鳥の会のホームページにアクセスすれば誰でも参加できます。
日本野鳥の会の篠木秀紀さんは「ツバメは農地で害虫を食べるなど、私たちの生活にとって大切な鳥です。古くから人間にとって最も身近で貴重な鳥が減っているということを、多くの人が一度考えてみるきっかけにしてほしいです」と話しています。
日本野鳥の会のホームページは、http://www.wbsj.orgです。
2012/05/10/NHK
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