金環日食観察上の注意喚起がされていますね
5月21日が近づくにつれ金環日食がマスコミで頻繁に取り上げられるようになりました。(当日の朝の静岡は曇りの予報だけど‥^^;)
このとてつもなく明るい太陽の観察上の注意点は、以前から行政や研究機関などがアナウンスしていましたが、ここにきてマスコミでも注意喚起がされています。
太陽を直接見るためには何らかの方法で光を弱めないと眼を傷めてしまいます(日食網膜症というそうです。)。また、太陽を間接的に観察する方法も勧められています。
僕が子供の頃は、色の濃い下敷やガラスをロウソクのススで黒くし、それらを透して減光した太陽を観察していました。
でも、この方法は紫外線や赤外線をカットできず行ってはいけないそうです。
直接太陽を観察するためには、太陽観察専用グラスを使い、さらに時々眼を休めながらでないと駄目なようです。結構、シビアなんですね。
太陽を観察する留意事項は2012年金環日食日本委員会のサイトに詳しく載っていて参考になります。
参考:日食観察時の危険を回避するための予備知識(第1版) 2011/12/15/2012年金環日食日本委員会
僕が観察用に買ったのはケンコーの太陽観察専用グラスです。
ごく一部で紫外線や赤外線の透過率の高いものや減光が十分でない粗悪品が出回っているとの報道があったりするので、写真用フィルターの老舗のケンコーのグラスを選びました。(下の写真の右の丸い黒いフィルターは太陽撮影用に買ったマルミのNDフィルターです。

・ Kenko 太陽観察専用グラス KSG-04とmarmi DHG ND-100000 77mm
関連エントリー:太陽撮影用フィルターを買った (2012.04.20)
日食観察時の危険を回避するための予備知識によると、日本には太陽観察専用グラスの安全規格はないそうで、予備知識には参考として溶接用遮光補助具のJIS規格と太陽観察用フィルタ・遮光具の欧州標準化委員会の規格が紹介されています。
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・溶接用遮光保護具に関する日本工業規格(JIS T8141 遮光保護具)
遮光度13の透過率
紫外線 0.000076%以下 可視光線 0.0012%以下 近赤外線 0.014%以下
・太陽観察用のフィルタ・遮光具に関する欧州標準化委員会規格(EN1836:2005+A1:2007(E))
遮光度E12の透過率
紫外線 0.0032%以下 可視光線 0.0032%以下 近赤外線 3%以下
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また、金環日食日本委員会のサイトに 明らかに危険な製品の見分け方として
<主なチェックポイント>
*室内の蛍光灯を見て、一見して明るく、形がはっきりと見える製品
※可視光線を十分に減光している製品の多くは、かすかに蛍光灯を確認できる程度の見え方です。
*可視光線や赤外線の透過率が高い製品
※安全性の検討材料となる数値として、可視光線で0.003%以下、赤外線で3%以下という目安があります。(あくまで目安)
*LEDライトなどの強い光にかざした時に、ひび割れや穴が確認できるもの
と掲載されています。
下の写真は購入した太陽観察専用グラスを約7㎝離して60W白熱電球の前に置いたものです。

・ Kenko 太陽観察専用グラス KSG-04を約7㎝離して60W白熱電球の前に置く
60W白熱電球を約7cmの距離に置くとかなり明るい(熱くもある!)のだけれど、グラス越しではほとんど電球が見えません。すごい遮光率ですね。
これくらい遮光されると視界が真っ暗に近くて太陽観察用以外の使い道を思いつきません ^^;
グラスの表側(外側)は銀色のフィルムが張ってありますが、これで赤外線を反射するのかな?

・ 観察専用グラス KSG-04を透して60W白熱電球を覗く
できれば、太陽観測用グラスに可視光線、紫外線、赤外線それぞれの透過率が表示されているとありがたいですね。
太陽撮影用フィルターについては別に書きます。
関連エントリー:太陽を一眼レフで撮るには (2012.05.20)
日食観察グラスに粗悪品=調査開始、注意呼びかけ―消費者庁
21日朝に東北南部から九州南部の太平洋側で起きる金環日食の観察用として、市販されたり配布されたりしている日食グラスについて、消費者庁は16日、不適切な製品が含まれているとして注意を呼び掛けた。同庁は国民生活センターと共同で調査に乗り出し、確認された粗悪品は公表する方針。
消費者庁によると、日食グラスとして出回っている製品の中でも、可視光線や赤外線の透過率が高いものを使用すると目を傷める危険性がある。場合によっては、視力低下などにつながる恐れもあり、福嶋浩彦長官は記者会見で「粗悪品については回収することもあり得る」と話した。
問題のある日食グラスの見分け方は、2012年金環日食日本委員会のホームページで確認できる。グラスをかざして室内の蛍光灯を見た際に明るく形がはっきりと見えたり、発光ダイオード(LED)などの強い光にかざした時にひび割れや穴が確認できたりする場合、危険性が高いという。
2012/05/16/時事通信
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