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2012.03.04

スバル 360

富士重工業が軽自動車の生産を終了したそうです。朝日新聞が報じていました。

自動車の動力がエンジンに加えてモーターの時代になり技術開発のコストがかかるようになったのかな。
今後も生き残りをかけて、生産車種の整理やメーカーの統合などが進められるかもしれません。

富士重工業といえば、軽自動車 スバル 360がありました。
フォルムがフォルクスワーゲンのビートルに似ていて、大柄な'カブトムシ'に対し360は'テントウムシ'と呼ばれた可愛らしいクルマでした。

学生時代に友人のM君(僕の友達は何故か苗字にま行が多く、みんなMになってしまう )が、もう生産が中止になった360に乗っていました。
360をどこで手にいれたのか2台持っていて、そのうちの1台はもう1台が故障した時の部品用でした。

中古でくたびれている呑気なクルマで、大の大人が4人乗ると長沼大橋の坂を登れず、降りて後ろから押して跨線橋を渡ったりしていました。(長沼大橋といっても静岡の人以外はわかりませんね。東海道本線と東海道新幹線をまたぐ、片側2車線のわりと大きな跨線橋です。)
360の名誉のために言えば、エンジンの性能をきちんと保っていれば4人乗せても長沼大橋を登れたと思いますが…

トミカのスバル 360のミニュチュアカー
・ トミカのスバル 360のミニュチュアカー

懐かしい思い出です。

引用文スバル軽、54年の歴史に幕
富士重工業は28日、54年に及んだスバル軽自動車の生産を終了。群馬製作所(群馬県太田市)にて、最後の軽「サンバー」のラインオフ式が執り行われた。
スバルの軽自動車は、昭和33年に“てんとう虫”の愛称で知られた「スバル 360」から生産を開始。54年間で生産されたスバルの軽は800万台にのぼるという。
富士重工業は2005年にトヨタ自動車と資本提携を結び、独自技術の開発に専念する一方で、軽部門についてはトヨタ傘下のダイハツ工業株式会社よりOEM提供を受ける事となる。
群馬製作所の軽の生産ラインは、3月以降、登録車生産工場へとリニューアルされ、トヨタと共同開発したBRZ、トヨタ86の生産に充てられる。さらに2012年度中にはインプレッサの生産を開始する予定だ。
2012/02/29/朝日新聞

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コメント

にゃんごろさん、こんにちは。
今日の静岡は最高気温が23.8℃もある暑い一日でした

トヨタ86、最初はわかりませんでした。トヨタが新しくスポーツカーをだすんですね。
サーヴといえば航空機メーカとしても有名でクルマも個性的でしたね。もっとも、運転したことはないのであくまで見た目の感じですが。そのサーヴが活動停止ですか。
世界的にも数社のメーカーに集約されていくのですね。中小のメーカーが資本力で生き残れない時代になったのか。
それに動力にモーターが導入され新たな技術の蓄積が要求されているし。

仕事でプリウスを運転することがあります。10年くらい前にプリウスが登場した時はどんなもんだろう?と思いましたが、今乗ってみると従来のエンジン車と普段使う分には全く違和感がなく運転できます。

これからはインフラが整備され電気自動車も普通に使われる時代になるのでしょう。
自動車の大きな転換期ですね。

原子力発電の可否は一人一人に突きつけられた問題だと思います。皆が自分なりに回答を用意しなければいけない。
福島原発の事故のその後をみていると、事故原因が想定外だったとしても現状制御できていないと感じています。制御できない技術を持つべきなのかと。
じっくり考えなければ。

投稿: Kaze | 2012.03.06 21:00

kazeさん、こんばんは。

僕もマ行です!

スバルは、ある面トヨタ系列になったわけで、新聞記事にもあるように、トヨタ傘下のダイハツに軽自動車の生産を集約して、スバルはダイハツで作られた軽をスバルのバッジを付けて売るようになります(OEM供給を受ける)。
スバルは水平対向エンジンとフルタイムの4輪駆動にアドヴァンテージがあるので、今回の86(トヨタ)もスバル製のエンジンを載せます。クルマメーカーがどんどん合弁して行って、外から見たカタチだけは違っても、中身はほとんど同じようなモノになる時代です。ちなみにイタリアの全メーカーは、フェラーリ、マセラティ、アルファロメオ、ランチアに至るまですべてフィアット傘下です。部品供給や共通化がされないわけがありません。こういう世界の事情を相手に闘っているのが日本のモノ造りですよね。

クルマの金太郎あめ化が進むことに寂しさを禁じ得ない僕ですが、それもセンチメンタルな感情と言わざるを得ない部分もあります。最近では北欧のサーヴが活動停止しましたが、ボルボとかローバーとかジャガーとかの名だたるメーカーが、ほとんどどこかの超大手に吸収合併されてしまいました。吸収したはずの超大手さえ危ない時代ですね(アメリカのBig3とか)。

ちなみに電気自動車についてですが、たぶん楽しいクルマ、運転して気持ちのいいクルマが出来るのも時間の問題だと思います。それより、供給元の電気をどうするのか考えないといけないよね。原子力発電して得た電気で走ってますじゃ、環境にいいとかエコとか言いにくいような気がするんだけどなー。

投稿: 美瑛のにゃんごろ | 2012.03.06 01:41

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