岳南鉄道の存続が心配されている
吉原から岳南江尾まで9.2km、富士市内を走る岳南鉄道(Google map)の存続が危ぶまれていると、静岡新聞が報じていました。
来春に貨物事業が休止になり、旅客事業の存続も危ぶまれているとのことです。
富士市は製紙をはじめとした工業が盛んな都市だけど、主要な工業の業績が下がりそれにともなって岳南鉄道の貨物を中心に需要が落ちているのかな。
路線は10km足らずと短く、吉原から西に向かいそれから北上し本吉原から東に進み岳南江尾に至るという旧吉原市街を廻る都市と都市を結ぶといったものではないので、実際に廃止されても大きな影響はないのかもしれません。
使われている車両は古く小田急などで使われたいたお下がりだし、ワンマン運転、主要駅以外は無人駅、夏にはビール列車の運行など経営努力はしているのだろうけど、時代の流れには逆らえないのだろうか?
・ 岳南鉄道 7000系
でもね。寂しいな。
岳南鉄道や吉原の商店街にどこか昭和の香りがして、20世紀少年の僕にはホッとさせるものがあります。
まぁ感慨にふけってもなんの役にもたたないのだけど‥
そんな中でも地元の学生が「SAVE!岳鉄レンジャー」を立ち上げ、存続を求める活動を始めたと同記事が報じています。
どんな若者たちかは知らないけれど、頑張れ 21世紀少年。
今度、ゆっくり岳南鉄道に乗ってみようと思います。
関連エントリー:岳南鉄道の電車は、古いけれど可愛らしい (2009.03.24)
関連サイト
・ SAVE!岳鉄レンジャー ~youngの会~のブログ
・ SAVE!岳鉄 @save_gakutetsu
岳南鉄道存続へ学生らタッグ 「レンジャー」結成
来春で貨物輸送が休止となり、旅客事業の存続が危ぶまれる岳南鉄道(富士市)を守ろうと、同鉄道を利用する高校生や大学生による組織「SAVE!岳鉄レンジャー」がこのほど、発足した。情報発信や署名活動を通じ、学生の視点から同鉄道の必要性をアピールする。
同組織は、存続の危機が明らかになった昨年末、沿線に住む星陵高3年の勝山里穂さんが「生活に欠かせない電車。なんとかしたい」と友人などに呼び掛けて結成した。集まったのは通学や外出で同鉄道を利用する同市在住の高校2年〜短大1年の計5人。5人は早速、同世代の友人などに現状を伝えようと、ブログやツイッターなどを開設。開設から5日間で、ツイッターの読者(フォロワー)はすでに71人になったという。
5日夜には同市内で会合を開き、路線存続を求める要望書と署名用紙の作成に取り組んだ。勝山さんは「岳鉄の良さや現状を多くの人に発信して、存続につなげたい」と力を込めた。
今後は2千人を目標に署名を集め、2月上旬に要望書として同市議会議長への提出を目指すほか、同鉄道を利用する学生に活動への参加を呼び掛けるという。
2012/01/07/静岡新聞
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