中国で鳥インフルエンザH5N1がヒトに感染
中国広東省深圳市で男性が鳥インフルエンザH5N1亜型ウイルスに感染し死亡したと、時事ドットコムが報じていました。
感染経路についてはまだ特定されていないようですが、感染した男性が感染前に鳥類と接触する機会がなかったという記事が気になります。
H5N1ウイルスが人に感染しやすく変異しているのか、ヒト-ヒトの感染があったのか、感染したのは1人だけなのかわからないことが多いです。
悪戯に不安にならないためにも感染経路の特定が大切だね。
WHOのH5N1の患者数の報告によると最近はエジプトが多く、中国の報告はなかったけれど、そのへんも気になります。
鳥インフルで男性死亡=中国広東省
中国・新華社電によると、鳥インフルエンザウイルス(H5N1型)に感染したと診断された広東省深セン市のバス運転手の男性(39)が31日、多臓器不全で死亡した。
男性は21日に発熱し、25日に肺炎で入院、30日に同ウイルスに感染したと診断されていた。発症する前に鳥類と接触する機会はなかったという。地元政府は感染経路の特定を急いでいる。
2011/12/31/時事ドットコム
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追記 2012.01.05
日本経済新聞が深圳市の男性は鳥から鳥インフルエンザに感染したという深圳市衛生担当局の調査結果を報じていました。ヒトからヒトへの感染も起きていないとのことです。
記事にあるように野鳥からの感染だとしたら、この男性はどのような状況で感染したのだろうか?
中国の鳥インフル、「感染は鳥から」 衛生当局
中国広東省深セン市のバス運転手(39)が鳥インフルエンザウイルスに感染して死亡した問題に関し、同市衛生当局は鳥からの感染だという調査結果を発表した。そのうえで「人と人の間の感染は起きず、市民は慌てる必要はない」と強調した。運転手と交流のあった家族や友人ら120人の健康に異常はないという。当局はウイルスの遺伝子が野鳥に近く、家禽(かきん)類から遠いと指摘。感染経路は明らかになっていないが、渡り鳥が原因との見方が浮上している
2012/01/04/日本経済新聞
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